電池半田ごてのボディを直す(Step1 Inkscapeで2DスキャンデータからSVGを作り、Fusion360へ渡して)

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大洋電機が出しているMSD20という電池式半田ごての本体ボディの作りがいまいちで元々電池蓋が取れがちだった。そしてやがてそれは折れてしまい使えなくなっていた。放置していたのだが3Dプリントで修理することにした。

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手順としては、まず折れた部品をコピー機にかけてスキャンする。

得られたbitmapファイルをInkscapeでインポートしてビットマップを
トレースしてパスを得る。

得られたパスはfillされている形なのでfillをなしにして
strokeをありにすると以下のようになる。

表示モードを変えると構成点で以下の様に表示される。

要らない外枠をctrlキー押しながら、選択していく。

削除すると2つのデータになる。

左のデータをマウスで領域選択する

削除すると目的の底板のアウトラインが得られる

ページサイズを選択オブジェクトに合わせる。

この状態でSVGファイルとして保存する。このSVGファイルをFusion360で取り込んでサイズの補間をする。

実際にノギスで測ったサイズとSVGデータのサイズをスケーリングするわけだ。
Fusion360では、計測機能があるのでSVGのサイズ(S)を求めて実際のサイズ(A)で縮尺処理をする。スケーリング指定では(A/S)の形で与えれば実際のサイズに変換できる。

下絵のベースが出来たら少しずつ実物をトレースしていき仕上げていく。
実際には、半分だけ仕上げてカットした形からミラーリングで作り上げる。

作り上げたファイルはSTLにして落として、プリント用にスライスしてgcodeファイルを生成して、プリンタに掛けるという手順だ。Thingiverseに登録しておいたが、まだ印刷前なのでinprogressとしている。
修理は実際には、その先で始まり爪がうまく止まるように調整していくことが必要ではある。

 

 

 

トイレのフロータンクがズレて水が溜まらなくなること(水が出っぱなし)を修理した

別宅は、普段は住んでいない週末の家なのだ。先日、水洗トイレが止まらなくなるという事態が発生して、フロータンクの中の部品(大小で流す水量を調整する可動式の弁?)がズレてしまうことが問題のようだ。写真での右中央にあるものが大小で動作する部品なのだが、これが収まる黒い樹脂部品容器がずれてしまうことで問題が起きるようだった。問題がおきたら、水栓を止めてから、この黒い容器を動かして調整をして様子を見てきた。トイレの水量が止まらなくなると水道代として漏水扱い(実際そうなのだが)として料金が跳ねあがるのだ。1週間あるいは2週間留守にすることもあるので実際に今回の水道料金は普段が2500円程度のものが12000円程度になっていて水道メーターの管理で来た人もたまらずベルを鳴らして訪ねてきた。普段は在宅していないので偶々休日にこられたのだが・・・。顛末は理解していたので、あの1件だとわかった。何かの拍子でずれることもあるだろうから、固定化する修理までは、留守にするときにトイレ内の水栓を止めるようにしていた。

本質的な修理をすべきと判断して黒い樹脂容器が収まっている位置にクリップできるような部品を3Dプリンタで作成することにしたのだが、測定するのがとても難しい、タンクの中に金属の巻き尺をまげていれて大まかなサイズを割り出して、手探りで構造を押さえてから部品を試作繰り返して左の写真にある緑の部品のような形が最終形として仕上がった。もともとの何かの不具合に至った理由はわからないのだが、たぶん何かの樹脂部品が破損したのではないかとは思う。

水道代の請求から修理することにしたのだが落ち着いてよかった,

トイレタンク修理部品

掃除機のズームパイプの調節リングが壊れた・・・

  1. SHARPの掃除機の所謂パイプ長さを調整するリングが壊れてしまったそうだ。
    壊れたところを見ると締め付けた後に樹脂の劣化が生じたのだろうか、この部品だけを売っていたりすることがないのがこのご時世だ。効率最優先で全交換でパイプ込み
    で3000円ほどするようだ。3Dプリンタでアプローチしようとするも肉厚を増したうえでABSで出力してみるしかないという所だろうか。

雰囲気としては、昔のアマチュア無線のノブを設計するのに似ているが、大きなネジ
自体は近いサイズのネジを作りこんでからスケーリングで合わせるしかなさそうだ。

回転体として設計するのが都合が良いので、断面をイメージして計測結果から作図をする。補助線で引いた中心線に基づいて回転させる。長さ方向は合わせて、直径は計測したものに近いねじ径とピッチで円柱を作りオネジで作り長さ方向以外でサイズを調整して作った。

ちなみにDMMで一番安い印刷は最近強度もありそうな試作プロレジンの割引で2537円ということだ。実際にプリントしてみてから頼んでみるかな。タフレジンだと5056円ということだから、試作は特別価格のようだ。

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なんだか、それなりのものが出来た。一番難しかったのは螺子の谷に埋め込まれたサポートの取り外しだったが、バリ取り工具のプラ用で取り去ることが出来た。