写真の右側の彼が、これを今日のMFTで展示しています。一部のパーツは里で作成したりした3Dプリンターのものだったりするようですが・・・。
立ち仕事が多い方には朗報となる未来の姿がみられるかと。
ローカライズされた中華Arduinoの世界
先日、ArduinoUNOベースで急遽製作納品することになった案件があり当初はAitendoからESP32ベースのIOTExpressを利用する予定だったのだが、ワイヤレス対応の問題から逆にBTユニットとUNOという組み合わせで対応したのだった。偶々、知人から寄贈いただいていた訪問客対応用のUNOがあったのでこれを流用して対応したのだったが、二個新たに購入することにした。
本来は、正規ルートで購入すべきなのだが怖いもの見たさでAliexpress経由で純正互換と見えるもの(CH340Gなどを利用していない)を購入手配してみた。
届いたものは、こちらです。
堂々とホログラムまで入れて中国製造の印刷も入ってます。価格は1500円弱
スイッチサイエンスさんから購入した正規品は、同社のベースに固定してありますが、来たものは個別に進化を遂げていて単体でプラスチックのベースが付いていました。実装した部品のリードなどが当たることもなくなり優しい設計となっていますね。
中国でモノづくりが爆発している中で潮流として活用されているものがArduinoのプラットホームでもあるのでしょう。箱にはwww.arduino.org.cnというサイトが記されていますが本家とは離れて唯我独尊といったたたずまいです。もう何が何だか・・・
二枚購入したのですが、1枚には16Uのファームが正しく書き込まれていなかったようで認識しなかったので、AVRISPとATMEL Studioを用いてファームの更新を行いました。双方とも使えるようになりました。
ハードディスク復旧交換用の道具
ハードディスクの交換目的でエラーセクタのスキップ機能付きのダビングお立ち台を導入してあった。ダビングの条件は、コピー先のサイズが送り元よりも大きいことだった。サイズ違いの部分は別のパーティションとして作られるようだ。
今回の修理依頼で対象となったマシンはVAIO PCG-71311Nということで、500GBのマシンらしいことがわかり、あらかじめ交換用のHDDを手配していたのだが、どこかで間違えてサイズが320GBの品物を手配してしまったようだった。手もとにあったのは自宅マシンのRAID1用の予備1TB HDDだったが、故障や他の心配から前職で使ってきた512GBのSSDを活用することにした。
1TBのHDD自体も不良が生じているだろうHDDからのデータ救済措置用にダビングして利用する一次領域に用いるといったことで活用した。物理的な時間はかなりかかるのも実情なのだが更新処理が簡単化されるので便利な道具といえるだろうし定常的な予備HDDスタンドとして活用することもできるので、活用していきたい。
パソコンを自分で修理したいという方には測定器同様に活用していただけるようにしておこうと思います。
パソコンの修理
ノートパソコンが壊れて困っている知り合いの方から修理を依頼された。8年間使われたというVAIOのノートパソコンなのだが、立ち上がらなくなったという事だった。パソコンを使っていろいろとコンサルティング事業をされている方なのだが、機械には疎いらしくどうも復旧するにしても搭載してあったオフィスソフトのライセンス情報も持っていないとのことだった。
Windows7で4GBのメモリーと500GBのHDDでCorei5という構成は、まだまだ使えそうな状況だがさすがに8年間もHDDが動いているということのほうが無理がありそうだ。ハードディスクに不良セクターが生じて立ち上がらないということなのだが、怖いのはインストールされているソフトウェアの情報もプロダクトキーもない状態でHDD交換しても何も引き継げないということになってしまう。
OSはWindows10にアップグレードされていたということで、どうもリカバリー領域についても怪しいといことになる。まあ、いまどきのWindows10のサポート状況から考えても8年前のデバイスのドライバーがなくなっていることも想定されたのだが、クリーンインストールで行くことにした。
内蔵のHDDに残されている情報は出来るだけ吸い出す方針でリカバリーソフトのEaseUS Data recovery wizardに頑張ってもらうことにした。内蔵のSATA500GBを取り出して、エラーセクタースキップをしながらコピーで1TBの予備のHDDに移転した。手配したHDDが手違いで320GBだったのでダビング機能が使えないからでもあった。ただしこれは、データを転写する目的の一時処置として内蔵には中古SSD512GBを渡すことにした。
今はSSDもだいぶ安くなったが、このSSDは当時800$くらいしたように思う。Windows10をクリーンインストールしてマシンとしてはサラッピンになった。もとのディスクはやはりバッドセクターが生じていたようでダビング機械がその旨を表示した形でスキップダビングを翌日には終了していた。ダビングしたHDDのリカバリー領域には元々は工場出荷に戻すデータが登録されていたはずだが、この領域にもバッドセクターが生じていたか、あるいは持ち込まれた方が、「初期化を試みたのですが、途中で失敗していたようです」と少し耳を疑いもしたのだが、そうしたトライをしてしまうのだろうと思いあきらめた。持ち込む前にもう少し説明をするべきだったかもしれない。
アプリとしてのOffice2010もプリインストールされていたらしいのだが、あいにくとメディアもプロダクトキーもないということであきらめてLibre Officeをインストールして対処した。ドネーションのお願いはしておいた。EaseUSで復活出来そうなデータは1TBのHDDを別マシンに接続して解析させて救済した。救済データをWindows10のインストレーションの済んだSSDに転写して再度搭載した。
Windows10のインストール後、ファンの動作音が大きくて冷却がうまくいっていない印象だったのでマシンの放熱系統を外して放熱グリスの更新をした。キムワイプと無水アルコールでクリーンにしてから、放熱グリスを塗布して締め上げた。
冷却ファンの排気ルートは掃除機で埃を吸い取ったが、実際にはひどく詰まっていたわけでもなかった。おそらく、グリスの密着度愛などが課題だったかもしれない。
更新後、マシンを稼働させたところ中古のSSDではあったがスムースな動きをみせて、ファンの音も大きくなることはなかった。廃熱の量は明確にあるので冷却がスムーズになったようだ。携帯と同様にチップの冷却が肝要なのは変わらずなのだ。
Core i5のマシンなので、まだしばらくは活躍できそうな印象だった。
サイド点灯型のNEOPIXEL でも注意
コネクタピン入れ替えの道具
夏休み電子工作教室イベントの紹介(木更津市真船)
組み込みの里にも、訪問されてブログラミング教室から更に電子工作に領域を広げていこうされているキットキッズ(CIT Kids)さんですが、夏休みに電子工作の体験教室を開催されます。教材費用はかかりますが、パソコンをお持ちいただいた場合には参加費は無料になるという太っ腹です。Arduino UNO正規品を教材にされてタイマー回路をブレッドボードで作り、ブログラミングと工作の両面で行う体験教室とのことです。講師の方は、母校木更津高専の情報工学科の学生さんが担当されるそうです。予約制とのことですから、詳細はパンフレットをみてください。二時間半のコースだそうです。挑戦の先行きはわからなけれどもね。
7/25 17:45から
7/28 09:30から
8/18 09:30から
8/23 17:45から
大型タイマーパネルを作る
大型のタイマーを作ることになり、開発要請元のご希望はアクリル板でカバーしてほしいということでしたので背面をマットな黒アクリル、前面を透明アクリル板で構成して間にNeoPixelのLEDを並べるというもので、透明モールを使うというものと、防水カバー付きのNEOPIXELをそのまま使うというものの2種類を作りました。アクリル板を挟み込むのはアルミチャンネルで、コーナーにカバーとコアとなる部品を2つ3Dプリンターで作り構成しています。
![](https://www.techno-web.org/openlab/wp-content/uploads/2018/07/DSC_0607-e1531612640840-300x199.jpg)
Arduino UNOとBT-HC05
![](https://www.techno-web.org/openlab/wp-content/uploads/2018/07/DSC_0603-300x169.jpg)
コーナーパーツは外側カバーと、内部コアです。 この積層方向はちょっと弱かった気がします。
![](https://www.techno-web.org/openlab/wp-content/uploads/2018/07/DSC_0605-300x169.jpg)
外殻部品でなかのコアとアルミフレームを締め付けています。
足の長いピンソケット
足の長い、ピンソケットが届きました。使い道は、ESP32 DevKitのような幅広のモジュールをブレッドボードに刺して使いたい場合にジャンパーがさせないということから、こうしたモジュールのICを変えて上からはピンソケットでジャンパーが出来ないかということです。aliexpressで手配しました。送料込みで200円ほどです。
ESP32 DevKit用long Pinソケット
今、ESP32が熱いですね。里を訪れる方にもUNOで始めたArduinoからESP32をArduinoで使うようになっていく方がいらっしゃいます。
ESP32 DevKitは幅広のモジュールで標準のブレッドボードではジャンパーが飛ばせないという問題があります。連結した大き目のブレッドボードやレアな6列の接続点があるタイプのものだと使えるようです。簡単に実験する最近の流れからはなんとかしたいところですよね。
長い脚のピンソケットが見つかりましたので、これに付け替えることでモジュール台としてブレッドボードを使ってもピンソケットを上から使って長いタイプのブレッドボードなら色々出来そうです。むろん衛星的に小さなブレッドボードを配置するのもよいでしょう。この長いタイプのピンソケットは国産OMRONブランドだと32pinで分割タイプですが、900円近くするようですので、似たようなものを中華市場で探してみました。
中華市場では40pinの物が5セットで1000円程度で一つ200円程度で購入可能なようです。これに付け替えるのには半田ごてや低温半田などの問題もありますができればソケットなしの状態のモジュールを購入して足長ピンソケットに付け替えることのが良いかと思います。
入荷しましたら、里のモノを付け替えてみてご報告しますね。