fabcross meeting 02 「私たちにとって、本当に必要なファブ施設とは」に参加してきました

fabcrossは新しいものづくりを応援するメディアとしてWebで全国の活動やニュースを紹介されています。今日は、その第二回のトークイベントに参加してきました。

組み込みの里は、最近のDigital Fablicationの流れとは、少し異にするものですが、本格再開に向けて、いわゆるFab活動最前線で進められている方たちのお話を伺い参考にさせていただこうという目的での参加でした。

保有している機材リストからは、規模の小さなファブだということも出来ると思いますが、一般のFabで会員制で行われて作品を販売するチャネルや定期的なワークショップを開催するほどの規模でもありません。

ただし、電子工作を進めていく上で必要なパーツ在庫を持っていたり、電子工作の図書や通常は無い無線系の測定器などもあることは特徴でもあります。

地元の高専生への刺激を与えてより充実した学生生活を過ごしてもらいたいという目的や、子供達を対象にした電子工作(半田付け)の機会を与えて、エンジニアを目指してほしいという思いなどが、この活動を支える私の個人的なものです。

継続していくために必要なことは、今日のトークイベントでのスピーカーの方々が事業として、あるいは、会社の中での創造性確保の施策として、色々なクリエイターと尖がった人たちとのコラボレーションを追求する。といった違った中でも苦労されていることを理解しました。

個人事業として三年進めてきた活動は、本業での税金活用といった側面でスポンサーを得て進めてきました。早期退職を通じて、いったん税務面から個人事業は廃業しており失業保険を得ながら事業化に向けた準備調査を続けてまいりました。現在はボランティア活動としての運営をしていますが、小規模な組み込み系Fabとして継続していけるように本業の再開やサポート主体の増強などを課題として検討しています。引き続きみなさんが活用していただける活動として続けられるように頑張っていきたいと思います。

CNCフライスマシンの準備中です

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メカ組み立ては、完了しました。次回は、電気系統の作業で試運転にいきたいと思います。

オリジナルマインドのQt100です。

160*100位のサイズで、ミリングが出来ますよ。樹脂や金属に彫刻とか出来そうです。パネルの穴明とかも出来そうですね。

UbuntuマシンのWifi環境も改修

里で利用しているUbunutuマシンは、以前自宅で使用していたATOMが搭載されているShuttleのslim PC XS35だ。mini-PCIにWifiモジュールが搭載さているということだったが、うまく動作していなかったので有線LANで接続していた。RTLのWifiデバイスだったようで、課題があったようでBIOS更新で解決するらしいということで更新しようとしたのだがURLにあるようなダウンロードパスは既に更新されていて最新BIOSらしいものを取り入れることにした。

更新前のバージョンは1.08と立ち上げから確認できた。BIOS更新用に作成するのは最近ではUSBブートメディアだ。BIOS設定の画面からブート順序を確認して最初のブート対象としてUSBドライブが選択されていた。

USBブートメディア作成を実施して、ShuttleのサイトからのBIOS更新用のメディアをコピーして。マシンをリブートすると懐かしいWindows98のスプラッシュが表示され、武骨なDOSプロンプトが現れた。Shuttleからもらったデータに入っていたBATCHファイルでFLash書き換えを実施して更新した。書き換え確認をしようと、ブート中にDELキーを打鍵しても効かなかったが、立ち上がったUbuntuシステムは内蔵WLANを認識してくれました。

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XS35 Shuttle

ラズベリーパイで無線LAN

レーザーカッターのサーバーとして作ってもらっていたラズベリーパイでしたが、無線LANの認識がおかしいので別にシステムを作り練習がてら追いかけました。

システムはコンパクトな実装のArchlinuxのパッケージを使っていたらしいのですが、これは中々そのままではいかないようです。使った無線LANは、極安のプラネックスのUSBです。カーネルは、サポートしているようなのですが、軽量実装のリリースらしく色々とツールが足りません。

Pacmanが、このリリースでのモジュール取り込みツールなので、先ずは有線LAN環境でエラーメッセージなどから積み上げていきました。

無線LANの認識までは漕ぎつけましたので次回整理して報告します。

3Dプリント(PLA, MatterControl)での出力失敗対策例

Robo3DのコントロールソフトがMatterControlに代わりきめ細かい設定が出来るようになりました。また、不明な設定がありPLAの出力時には問題となりそうでした。
設定によっては、こんな失敗をします。

失敗例
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成功例
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作品の頭頂部がとても小さくなった場合に、レイヤ毎に一休みしてしまう結果として冷えて出力がうまくつながらなくなります。PLAでの作例なので、ファンで冷却してしまうのでこの設定があるとまずいようです。とりあえず層間のミニマムタイマーを0secにすることで成功しましたが、それまでは2secとしていたので大きな部分はよいのですが、細い部分での出力で問題となるようです。
この機能はおそらくABSでの出力などで必要なのかもしれませんが、PLAでは不要と思われます。

失敗と対策の記録として記します。

埋め込み、縫い付け用?の制御基板(Tiny LilyPad)が入荷しました

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ウェアラブルな機器や仕込み服などを作成するのに使えますね。
直径30mm、厚みは5mm未満です。
電池は工夫がいりますね。

価格は@400です。

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縫い付けに使うのは、導電糸です。LilyPadには、半田付けではなくて大きなスルーホールが開けられていてここに縫い付けることで関連パーツとの間も同様につなげてセンサーや周辺部品とつなぐことで仕上げます。

むろん、半田付けして組みこんでも結構ですが・・・

米子高専を訪問して特別授業をしてきました。

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10/27に米子高専で特別授業として講演活動をさせていただきました。

タイトルは「組み込みエンジニアとして生きる」で対象は電子制御工学科の4-5年生です。
日本メーカー、海外メーカーでの組み込み開発経験で学んだことなどを題材に現在の学生の方々に高専卒のキャリアで取り組んできたことを紹介してエールにしたいというものでした。ますます先の見えない世の中にあって自立したエンジニアとして社会動向を理解し
つつ社会貢献をベースに積極果敢に取り組んでいただきたいと思います。

凡そ40年ほどのエンジニア生活の中で常に技術進化が続き勉強が続くのがエンジニアの常です。示した講演資料での現在とのギャップに戸惑いも隠し切れない様子でした。学生さんからのフィードバックを得て、さらにメッセージが適切に伝わるように講演も改善して
いくことにしました。また、それでも熱意が伝わったという感触もありましたし、最新技術の章までは資料設定のトラブルで割愛することもあり不完全燃焼の部分などがご迷惑をかけたようにも思います。

今後も、高専後輩の方々に同様なメッセージを伝えるべく講演活動や執筆活動を続けていきたいと思います。

ワイヤレスマイク チーム第2ステージ

DSC_0283前回集まった小学生チームが再集合した。男の子の五年生四人組である。知己の息子さんということで、新宿から五人乗りでやってくる。好天に恵まれて案の定、アクアライン大渋滞となり湾岸線経由でやってきた。仕掛りのセットを仕上げる子たちなのだが、取組みはみなさんバラエティに富んでいる。

さらっと仕上げた子を筆頭に、次の子が出来れば通信大会ということになるのだが、マイペースで黙々と組み立てが途中の子もいて、出力是正の修正も含めて二人が完成して、通話大会となった。さらに一人が問題点解消までして、一人は組み立てがようやく完成しようかという段階だ。

時間を持て余した、子たちは3Dプリンターでの造形デザインに取組み、123Designもマスターして自分たちの世界で気に入っているクリーチャーを作成して立体ビット絵のような形で完成させて出力した。高さ10cmほどの作品だが、蓄光青というPLAを使ってもらったので完成後、暗闇で光るのも楽しんでくれたようだ。

動作しないものの多くは、半田付け不良であり、また組み立て過程で生じた間違い実装や、パターンはがれなどによるものだ。少年たちの完成を急ぐ気持ちが組み立て途上であることを忘れて半田付けのし忘れや、誤ってリードを短く切りすぎて半田付けでは穴ふさぎのみとなっていたりする。ワイヤレスマイクでの作成問題はこれらで集約できてきたようにみえます。

次のステージは、電子工作でマイコン制御でオリジナルのものを作るという段階や、3Dプリンターでの所要パーツの作成といった形にステージアップしていきそうです。

 

部品在庫量を再考慮しよう

母校の文化祭初日は、にぎわっていたようだ。わがクラブである電気部の後輩たちもモノづくりの体験ネタで盛況だったようで担任の教授(先輩であり組み込みの里にもよく来る)が夕方電話をかけてきた。電話で固定電話にかけてきたのである。

さて、電話で聴きたいことは展示コーナーのにぎわいの結果だったのだが彼が話し始めたのは「そこに基板とか部品があるかな確認したいのだが・・・」と部品の在庫の確認だった。後輩の部員たちがやった企画に人がとても集まり予定していた部品が不足してしまい明日の企画実施に支障が出そうだというものだった。欲しい部品は、ユニバーサル基板とCR2032の電池受けとスライドスイッチだった。

組み込みの里の部品在庫の目安は、基本的に必要そうな部品をおこうというものだったが三年間の学習効果で在庫棚は増えたものの、大量に一時的に必要だというニーズにはこたえきれないのも事実だった。とはいえ確認したところこちらの答えは基板なら各種10枚くらいからかな、2032電池受けも同様だったし、スイッチは簡単な電源スイッチに使う秋月電子の超小型スライドスイッチ25円なりだった。しかし確かに在庫があるのだけれど40個から60個必要という話にはちょっとついていけず、Best Effortで在庫分だけ持っていってもらった。

空になった部品については、中華マーケットで確認して安くてに入るものは、そちらからというのが最近の常であり今回の学習結果から少し在庫を多く持つ標準在庫部品についても考えようということになった。価格は調べれば秋月の半分から1/3程度で買えるものなどが中華相場なので期間はかかるものの、200-300個在庫をもったりしようかと思います。

標準在庫を規定すると、では部品の在庫ないしは持っている種類のがリスト化されて更新されているのかも課題となる。小規模な通信販売ECサイトでも参考にして構築運用するというかねてからの懸案項目が再浮上してきた。