ナイロン910を使ってみた

image左側がナイロン910でAlloy910と呼んでいるようだ。

右側は、やわらかい弾性樹脂TPUというフィラメント。

キャリブレーションサンプルを出力してみたが積層が底部からはがれるような感じだった。設定温度が低かったようだ。250-255度といった範囲で使うようなので上げて今は出力している。

image破断した、バーチカルアンテナのサポート部とベース給電部の部品を作成した。

チューブの内側が糸引きが多く発生したが、まだ対応策は不明。今回はヤスリかけで修正。

電子工作ツールを3Dプリンターで製作する。 

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3Dプリンターの出力精度などが安定化してきたので、ABS材料で懸案となっていた電子工作用のバイスを作ることにした。強度の必要な部品には、充填密度 を高めて対応することにした。以前の試作では、強度不足で自身の機能的に必要なねじ締めなどでそれ自身が割れてしまうという事態に遭遇したことからスライ サーの設定を変更して高密度での出力にした。(通常は25%密度で出力していた)

Thingiverseには、有用な作例が多い。無論、実際に使えるように作るには課題もありプリンターに合わせてカスタマイズしないといけない。

http://www.thingiverse.com/thing:21357 は、写真にあるプリント基板をホールドするように作られたバイスです。強度確保の目的で出力密度は1.00で充填しています。ABSフィラメントですが、0.1mmの積層とプリンターを覆って収縮対策をしながら出力しています。

ここにいたるまでに失敗作はあり、いろいろ勉強になりました。

0.1mmの積層での出力だったこともあり出力には二日ほどかかりました。

 

HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (1)

imageHyGain社から、マウントが届いた。

パーツナンバー160043-1 @11.84USD

今回で三度目となる破損は、すべて底部給電点のインシュレーターが破断して、続いて支点となっていた上部のインシュレーターが同様に破断し、マウントが曲がってしまうという状況となっていた。

破断した給電点のインシュレーター底部は、硬質ゴムでしたが、3Dプリンターで使える素材としては強度の点から、まずはナイロン910を使うことにしました。

 

 

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微妙に仕上げ方が違うのはご愛嬌でしょうか。

 

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マウントを届いたものと交換してみた。

 

Hygain DX88は3Dプリンターで復活するか

image昨年9月に再建したばかりなのだが、この怪しげな季節を越えた暴風でアンテナが倒れてしまったのだ。全長7mほどになるDX-88は自立型で耐風速34mとのことなので35m以上の暴風圏に曝したということなのだが、ここ木更津も沖縄や小笠原並の暴風圏なのだろうか。

写真で解かるように、このバーチカルアンテナは可倒式のマウントにつけているのだが、毎回使うときに立てようとはいかずに今回のような事態で破損するということに陥っている。

前回の破損についても同様な形で強度的にはいつもベースマウントが壊れるようになっていた。毎回ベースアセンブリーを一式交換していたのだが、三度目になると対応策も進化する必要があると考えて、今回は曲がってしまったマウント部以外は自作対応することにして3Dプリントで破損した硬質ゴムの部品をナイロン樹脂で高密度出力し、かつ厚みをますなどして強度を高めることが出来るかどうかの挑戦をすることにした。当初は、ABS樹脂を考えたが、耐候性の点でABSは紫外線劣化が激しいということだったので手持ちのナイロンフィラメントを活躍させてみることにします。

ことの発端は、DX88の手配間違いで、ベースマウント部品のみの手配をしてしまったことが原因なのだが、なぜこの部品だけHygainのサイトでそのまま補修リストとは別に出てきているのかは不明だ。すでに二回ベースアセンブリーを手配してきたのだが、今回は間違えてマウント金具のみ手配してしまったので、この部品をベースにじっくり攻めてみよう。

とりあえず、最初の設計はThingiverseにあげてみた。
マウント金具が届くまでに部品は仕上げておこう。

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もげた給電点もつけて、修正対応の全容を把握

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ベースエレメントとこのパーツを介して接触して内部でM同軸雌座に接続されていた。

ニキシークロック保守パーツの件

imageニキシー管をつかった時計キットを作る機会があった。設計された方がチェコの方だったこともあって使われていた部品が少し見慣れないものだったので記載するとともに若干の予備在庫を手配した。githubでソース公開されている

Arduinoベースでハードが設計されているので、Arduino UNOなどATMEGA328が搭載されている環境でチップ書き込みを行い、ソフトとハードの差異を埋める作業をしていた。基板のRevと説明書のRev相違などが課題だったが、基本的にArduinoに200V程度の高圧発生回路を登載し、フォトカプラーでATMEGAとは分離してKM155経由でニキシー管をダイナミック点灯します。高圧発生回路は、これがベースとなっていて555の代わりにATMEGAでソフト制御をしているということだ。最近でも使われているパーツは、基本的に中華マーケットで安価に手に入るが、趣味に走ったレトロなパーツは、そこにはちょっとないという事がわかった。

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IRF740

400V 10A TO-220 N-CH MOS FET IRF740 @30

UF4004 D41

高速リカバリー 400V 1A UF4004 @8

817C1801

フォトカプラー PC817互換品 @5

74141

ニキシー管駆動用のBCDデコーダ兼高耐圧ドライバー SN74141は既に生産中止品で、写真上はKM155という互換品でロシアで製造されています @450 写真下は市中在庫なのか中華互換チップかは不明 @140

ATMEGA2560補修電源チップ入荷

NCP1117

NCP1117ST50T3G On Semiconductor @35で Aliexpressからだった

LDO電圧レギュレータ 2200mA, 5 V 固定出力, 最大20 V入力, 3-Pin SOT-223

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修理を必要とする予備のATMEGA2560たち

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表面実装部品の取り外しには低温はんだのLEO Eco solderで対応します。 安くて便利・・・

 

3Dプリンターのセルフプリント対応で確認

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128×64のグラフィックLCDにSDスロット、ロータリーエンコーダが付いている。 ケースは、こちらで3Dプリントしたもの。

里にある3Dプリンター(RepRap)にスマートコントローラを取り付けてg-codeをSDカードで与えてパソコンクライアントから離れて、それ自身で印刷出力が出来るので、手配してあった機材をつないでみた。接続してすぐに動作するかと思ったのだが、予想に反して入手してあったスマートコントローラがグラフィックスタイプだったため、表示しないことが判明して必要なライブラリをArduinoIDEに取り込み、プリンタ制御ソフトに必要な定義指定を与えて使えるようになった。

従来はPC(Ubuntu)クライアントのReptierあるいはMattercontrolを用いてUSB接続で実施してきたのだが、既報のようにプリンタ制御基板の電源ICが壊れていたことからUSB給電でのみ動作していたことがわかり、このことが不安定さを起こしていたようだった。基板交換を行い、電源容量による問題ではないことの切り分けを行ったのだが、PCクライアント側が落ちてしまうというケースが判明したので、プリンタセルフでの動作を進めていくことにした。印刷ボリュームの大きな出力に五時間ほど要するハンダ吸煙器のスタンド部分を用いて確認している。

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右のパソコン(Ubuntu)はお休みさせている。

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ゆえに、USBケーブルも外してあります。

3Dプリンターの挙動不審の要因発見か・・・?

メカ的な問題、熱的な問題などが解決されて動作安定化の流れにいたものの時折ハングして出力停止に至る事象が発生していたので、プリンター単体でSDカード経由で出力させる運用を試してみることにした。すでにスマートコントローラ(20×4のLCD+スイッチ)は購入してあったので程なく動くはずだったのだが、スマートコントローラを接続してパソコンからのUSB接続をはずすと液晶のバックライトが消えてしまうのだ。5Vが出ていない。

予備のATMEGA2560を変えてみると、また動作しない。三枚目の最後の予備となるチャイナ仕様のモデル(CH340搭載)を接続すると液晶は点灯して5V供給が出来ていることを確認できた。正規品(?)の二枚ともレギュレータがやられていたのだ。いつもPCから接続していたのでわからなかったのだが、やられていたレギュレータをみるとパッケージが膨張しているのが見て取れる。

このチップは12Vから5Vに変換する低ロスのレギュレータで2200mAを供給するというものだが、これが壊れていたとすると、PCのUSBからの電源供給能力に不備が生じていたのは、いたし方ないかもしれない。

NCP1117ST50T3G USD12.14 / LOT  40PCS

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