HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (3)

image一点、接続点の同軸コネクターのはんだ付けを確認する必要があり外皮とのはんだ付けが外れているようだったのでガス半田ごてを用いてはんだ付けをしたが、トーチにしてようやくはんだ付けは確認がとれる段階になった。

トータルでの導通は得られずやはり断線が起きているようなので、今回はアンテナ側からの測定を試みた。ラップトップにUSB接続のネットワークアナライザーを用いて野外で行った。

2016-05-03 (4)結果から、アンテナ側から8.144mとなり総長から考えると、埋設区間の地下ということになるらしい。昨日の結果と合わせると誤差も含めてケーブル交換したうえで断線個所の確認を再度行うべきかと思われます。

8DFB同軸が割安かもしれない

バーチカルアンテナの復旧工事の過程で、同軸ケーブルの断線が判明した。8DFBへの移行を考えて調べたところ割安なお店を見つけた。取り急ぎ所要サイズの30mを手配したのだが、m辺り286円だった。送料込みでも、9445円と破格だ。同様に10DFBもあるらしい。

電線屋さん

(続々々)怪しい電子部品 DS18B20

image不良と思われるDS18B20群を並列給電したままの形でマルチドロップしての動作確認をしています。

検査に供したのは、DallasSemiconのライブラリーにあるTesterスケッチを用いて行いました。出力フォーマットのみ変更しています。

使い方として、NGになる要因追求はするのですが、精度観点でいかがなもの2016-05-02 (21)かという問い合わせがありますので、16本(時計アプリではEor2となる不良品)を用いて行いました。

22度から23.5度という測定結果が得られました。精度が±0.5度ということですので達成されているのかも知れませんね。

こうやってみると、一通り動作しているようにも見えるので、不良条件の特定がなかなか決めてがなくなってきました。

HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (2)

image アンテナベース部品は、出来上がっていたので天候もよく、アマチュア無線をされている知人の来訪もあり手伝ってもらいながらアンテナ再設定を行った。

再構築完了後、中華無線機に接続するも思ったように受信ができない。アンテナの不具合のようだ。

バーチカルの給電点はマウントで絶縁されていて内部で同軸のM座コネクターに配線されているのだが、内部のはんだ付けが外れていると考えて再度倒して確認したところはんだ付けが外れていた。ガス半田ごてを用いて苦労しつつも再建をしてコイルで外部終端していることからM座コネクターの点で導通があることも確認できたので、内部問題なしと判断した。

 

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ところが、解決改善をみないのである。給電点で導通確認をしたので、ケーブル端でも確認できるはずなのだが、こちらでは導通が取れない。同軸が断線しているようだ。

5DFBを20mほど引き回しているので、ベクトルネットワークアナライザーを用いてケーブル長確認を用いて断線個所の判断をすることにした。

2016-05-02 (17)やはり、ケーブルが途中で断線しているようだ、およそ16mの点とのこと。地中埋設部分からの立ち上がり部分での問題のようだ。

 

(続々)怪しい電子部品 DS18B20

imageさて、困っているセンサーデバイスの不良と、それによってもたらされるキットの対応が問題だったのだが、少し進展があった。

DS18B20は、本来はパラサイト給電で複数のデバイスをつけられるのが売りなのだが、この温度計機能つき時計のようにスポット一箇所のみである場合には、センサーを探索する必要はない。

まず、ここでパスとしているデバイスの検査は既存の時計キットにソケットをつけて交換動作で確認していた。

ところが検査環境を変えてパラサイト給電での試験をArduinoで組んだところ動作しないということが判明した。この点を見直して給電配線を変えたところ、探索ロジックが動作するデバイスがここでいうところのPass品であることがわかり、何らかのパラサイト給電に対するハード資源がおかしいということが判明した

failしていたデバイスもアドレスを指定しない(SkipROM)のコマンドで進めたところ温度センサーとしての動作には問題がないことがわかった。

中国市場で出回っている安い価格のDS18B20は故障モードロットが混在しているあるいは不良で落ちたデバイスが市場に出回っているように見える。使い方しだいで活用は出来るとしても、こうしたデバイスが混入していることを前提にするとものづくりは成り立たないかもしれないが、設計段階でこうしたデバイスを受け入れられることもキット必要なことなのかも知れない。不良デバイスが生き返った

(続) 怪しい電子部品 DS18B20

image先日来はまっている、MAXIMのDS18B20だが今回は、デバイスのみ手配をして時計キットを使って確認してみた。20個を手配したところ、時計に使えるものは四つだけだった。しかも、その4点はアドレス検索には対応できずSkipROMで用いている時計キットでのみ利用可能なものだった。

Fake品が混入しているのか、不良品が売られているのかは解からないがスペック通りに動作しないものばかりというのは絶句してしまう。

 

 

アマチュア無線 無線工作の誘い

IMGP9149開局準備のまま進まない組み込みの里ですが、送信機の調整が出来るように再開をしましょう。アナログな無線機ばかりですが・・・。

IMGP9156

 

 

唯一パソコンとつながる機能を持った通信機が、こちらのElecraftのK2だ。転職直後に米国の書店で見かけたQSTに掲載されたキットで100Wまでの出力が出せるフル機能のHFマシンでした。いつかはと、思い続けて自宅建設を機に購入して製作に入りました。

IMGP9151

この冊子が、キットの組み立て説明書です。かつてのヒースキット社が達成していたわかりやすい説明書、そして性能を達成に導くサポートがちりばめられていました。

Kencraft社のQR666も作ったことがあるのでしたが、大規模キットの再興は素晴らしいものです。

IMGP9155K2というネーミングからは、高い目標がうかがい知れます。 よく設計された基板を分散マイコンのPICが通信しながら制御実現しています。

 

 

IMGP9153 IMGP9152

シンプルなシングルコンバージョンの形式をとった無線機であり基板の上で連結されたように写っている水晶振動子は、フィルターを構成しています。そして水晶周辺に配置されたバラクターダイオードは、フィルターの帯域幅制御に持ちいるものでした。

 

たくさんのトロイダルコイルを巻き、無線機の製作の楽しみを満喫できるキットでした。視力低下の前に取り組み、この写真の左端にある蓋の部分が100Wの送信アンプです。ヒースキットの製作記事を思い返します。パワートランジスターの放熱に用いる金属が酸化ベリリウムで猛毒なので注意するようにという記述でした。

怪しい電子部品

DS18B20_NG最近悩まされていた中華キットのローテートLED時計の不具合は、電子部品の不良だった。ダラスセミコンダクターの1wireの温度センサーである。トランジスターあるいはレギュレーターと見まごう向きもあるかも知れないのだが、これは本来ならば温度センサーなのである。

アプリケーションとしては、時計が室温表示をするという使い方のである。

 

 

DS18B20_OKそして、こちらは正しく動作する温度センサーである。どこかがおかしいのだがお気づきだろうか。写真のせいもあるのだが、最初の部品は地模様がマットとなっていて、こちらの部品はツルットしているのだ。そしてどうもフォントも違うようだ。

 

 

 

NGOKあやしいデバイスは、1wireのプロトコルに応答してこない。

 

 

そして正しいデバイスは確かに応答してくるのだ。

 

 

 

imageこの怪しいデバイスは、アナログデバイスのフェイク品とみて診断すると、なんとレギュレータだった。中華電子部品には、このような粗悪な偽電子部品が出回っているようだ。キットゆえに、電子部品の検査もせずにリストに従ってパックしてデザインを求めてチップとあわせて売り出すというスタイルのように映る。オリジナルの基板をコピーした写りの悪いパターンだったり色々だが、オリジナルキットからのコストダウンはかくあるべしという勢いがすさまじいようで、株式会社秋葉原でも350円するこの温度センサーに交換して対応したりしている。ネット越しに見える中華市場でのこの温度センサーの価格は60円から300円くらいまでと幅がある。安いものには、こうした怪しげな偽電子部品も混然となっているのかも知れない。注意しよう。

HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (2)

image一晩かかりましたが、無事に出力完了しました。
使った素材はナイロンT910です。

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内部は中空にしましたので、サポートが出来ています、ナイロン素材でのサポート部分は固いというよりは強靭でしなやかなために、削るという作業が難航しますが、外すという観点ではABSよりはやりやすいかと思います。毛羽立った内側の部分の処置は、まだ課題です。

 

 

 

スムーズに、嵌合しました。

 

 

 

 

 

 

imageすでに出来ていた部分と合わせて一応完成です。ちょっとフランジ部分が小さいので再修正を次回トライして設置に移りたいと思います。