旧友が訪ねてくれました

松下通信時代の旧友たちが、里を訪ねてくれました。F君は同世代で、T女史も少し下ですが昭和な時代を一緒に開発に取り組んでいました。今回は、野菜工場謹製のレタスをいただきさっそく皆さんでサラダにしてランチにいただきました。

田舎暮らしの別荘ライフは、考えたことがないらしいF君も興味があるようでした。

T女史は私が出向していた会社で今は仕事されていて今回はArduino環境の構築と古いPCのUbuntu対応の改造に取り組まれてきましたが、ちょっと時間切れとなりPCは、里に入院することになりました。

Vista世代のマシンでしたがメモリ増加とHDD->SSD移行などをトライしています。

Fusion360資料整いました

CNCエンドミル(QT100) や 3Dプリンターの造形データの作成に必要なツールとしてクラウドベースのFusion360の人気が高まっています。CUTシステムから出されている解説書のスーパーアドバンス編、CAM・切削加工編を図書に加えましたのでご活用ください。

IchigoJamを作って未来を切り開くグルがやってきたぞ

組み込みの里電子工作オープンラボを訪ねてきてくれたのは、福井県鯖江市にあるJIGの福野社長さんらです。携帯のブラウザ開発などアプリやサービス、オープンデータ活用など幅広く手掛けられていますが、福井高専OBで専攻科に進学するも直ぐに起業に移ってしまったというアクティブな方です。

子供ブログラミングの中心は、IchigoJam。2000円を切る価格で子供たちがはんだ付け体験したりして完成させてアナログモニターに表示する世界は管理人の世界ではノスタルジックなものでありますが、カラーグラフィックがあふれた現在においても子供たちの想像力を掻き立てるものに相違ないようです。ネットに接続しないまま、セルフでブログラミングが学べる環境は親御さんにも安心な素材といえます。

2014年に鳥羽商船にお邪魔して講演した際に、その後の福野さんを担当の先生がお呼びして鳥羽商船高専で講演されたとお聞きして以来、なにか引き合うものがありました。定年退職後の充電期間で高専フォーラムの場で講演されることでお会いできて、その後も管理人が活動の支援をしている秋葉原のモノづくり刺激プレース Assemblageさんの活動のスポンサーとしてご協力いただくことになり、秋葉原でお会いすることも増えました。

母校の木更津高専での講演も何度かされていて、今年の夏休みの子供ブログラミングのイベントを開催に合わせてお立ち寄りいただけることになり、実現しました。

時代は、切削だ

組み込みの里に、月一ペースでお子さんと訪問利用されているアクティブなユーザーである電子工作室さんです。

積層型工法の3Dプリンタ―は言わば足し算の加工方法ですが、切削フライス盤は引き算の加工方法です。表題のキャッチコピーは、Makers Fairでも見かける、この機材のメーカーの方が使っているものですが、削り出すという加工方法としてはプリント基板加工機も、そうした機材の専用化したもので、組み込みの里では最初に導入したものは基板加工機でした。

さて、組み込みの里に導入したまま中々管理人の対応力が遅れて利用展開に至るまで時間を要しましたがヘビーユーザーの電子工作室さんの目に留まり整備を進めることができました。電子工作室さんのご利用を支援する中で利用に必要なツールの整備を行ってきました。切削エンドミルは、彫刻用、荒削り用、仕上げ用などをご用意しています。

工具利用には2時間500円をいただきます。

最大加工可能な材料サイズは 150x100x42(mm)

樹脂、FRP、木材、アルミ合金全般、真鍮などです。

gCODEを生成するのには、最近3DCADで著名になっているAutodesk社のFusion360が無償で利用可能なものになっていますので、こちらをお勧めします。

夏休みで親子連れで時計製作

組み込みの里に、いらしたのは木更津市内の小学校五年生と父上。

木更津高専でイチゴジャム製作体験をして工作やプログラミングに興味を持ったそうです。

色々あったのですが今回はアクリルケースに入ってる時計を選びました。

KSF2017(キッズ・サイエンス・フェスティバル2017)の開催案内がでたぞ

木更津高専にて例年夏休みに開催される、このイベントは小学生を対象にした科学好き少年少女を育成するこのイベントでは、清見台の丘にある木更津高専の先生方や学生さんが丁寧に小学生に対応してくれる人気イベントです。申し込みは7/3から7/11までの期間に、申し込みサイトからの手続きを行ってください。詳しい内容はこの資料に記載されています。当選するとはがきで当選通知がされます。

今回は、話題のIchigoJamを開発されたjig.jpの福井さんが来られて行う特別企画もあります。高学年の方はIchigoJamの組み立てから、低学年の方は完成品でそのままプログラミングからできます。参加費200円以外には実費負担が3000円ありますが、優しい福野さんの手ほどきで楽しい企画です。

 

講座 講座の時間
(1) おもしろサイエンス/ネオジウム磁石発電機を作ろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員16名/回

世界一強い磁力を持つ「ネオジウム磁石」を使って,簡単な手動発電機を作ってみよう。これさえあれば,停電のとき,電池が無くてもLEDを点灯させることができるよ!
工作をはじめる前には,磁石を使ったおもしろ実験も実演します!

① 10:30~12:00

② 13:00〜14:30

(2) オリジナルの木製フォトフレームをつくろう!
小学校低学年
定員15名/回

木製のフレームを組み立てて,木工用ボンドで接着すればフォトフレームになります。
さらに色を塗ったり,イラストを描いたりするとオリジナルの木製フォトフレームが完成します。
手作りの木製フォトフレームでものづくりの楽しさを体験してください。

① 10:30~12:00

② 13:00~14:30

(3) 金属探知機を作って宝探し
小学校低学年・高学年
定員16名/回

ブレッドボード上に,トランジスタ,コイル,コンデンサなどの電子部品を差し込んで,金属探知機を作ります。
できあがった金属探知機を,磁石や鉄,アルミなどにあててみましょう。
そのあと,教室内で宝探しをしましょう!

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(4) 電子オルゴールをつくろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員16名/回

指先サイズのコンピュータを使って電子オルゴールを作ります。
部品を板に突き刺して,誰でも簡単に作れます。
プログラム書き換えで,お好きな曲を持ち帰れます。

① 10:30~11:00

② 11:15~11:45

③ 12:30~13:00

④ 13:15~13:45

⑤ 14:00~14:30

(5) 鉛筆オルガンをつくろう
小学校高学年(保護者同伴なら低学年でも可)
定員12名/回

鉛筆を使った電子楽器製作講座です。鉛筆の芯には黒鉛という炭素結晶が含まれています。黒鉛は電流(電気)を流す役割を持っています。
この鉛筆と金属クリップを使って紙に一筆書きの絵を描くと線の濃さや太さ,長さによってさまざまな大きさの電気抵抗器を実現することができます。
この電気抵抗器とコンデンサ(電荷:電気を貯めることができる電子部品)の組み合わせで,楽器として音楽を演奏することができます。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(6) きみにも作れる防犯センサー
小学校高学年
定員16名/回

光センサーとトランジスタを使って,簡単な防犯センサーの回路製作と実験をします。製作にあたっては,小学生でも作れる様に,回路図付のボードを使って,部品を取り付けます。
実験では,光とセンサーの間に,ドロボーさん(製作者)がいた時に,ブザーが鳴るかどうか,LEDが光るかを確かめます。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

(7) 手作りスピーカーをつくろう
小学校高学年
定員10名/回

2つの磁石を近づけると、磁石同士が引きつけ合ったり、反発し合ったりする力が働きます。また、コイルに電池をつなぐと、クリップなどを吸い付ける、磁石の働きをします。この働きからコイルに流れる電流で磁石を動かすことができます。
多くのスピーカーはこの仕組みを利用して音を発生させています。そこで磁石、コイルを用いて簡単なスピーカーを作り、ラジオや音楽を聞いてみましょう。

① 10:30~12:00

② 13:00~14:30

特別企画「こどもプログラミング教室でっす!」(株)jig.jp 提供
小学校高学年 定員20名 (はんだ付けがあります)
小学校低学年 定員20名 (はんだ付けはありません)

こどもパソコンIchigoJamイチゴジャム)を用いて、プログラミングを楽しみます!
BASICというプログラミング言語を使って、シンプルながらも奥の深いゲームなど、小学生の皆さんも簡単にプログラミングができてしまうのです!もちろん、プログラミングがはじめてでも大丈夫!講師の方や本校の学生がしっかりとサポートします。
もちろん、保護者の方も一緒に楽しんでいただいて構いません。

★参加費(200円)と別に,こどもパソコンIchigoJam代3,000円が必要です。

高学年

13:00〜16:30

低学年

14:45〜16:30

特別企画「こどもコマ大戦 木更津高専KSF場所」(有)光精工 提供
小学校低学年・高学年
トーナメント大会・定員16名/回

◎重さの違う金属部品を組み合わせてコマを作ってみよう!
コマはなぜ倒れずに回っているのだろう?原理を勉強すればよく回るコマが作れるはず!いろいろ考えて遊びながら学ぼう!
重さの違う3種類のリング(アルミ・ステンレス・真鍮)と2種類の軸(ステンレス)が入っています。リングの組み合わせや枚数によって重心の高さが変わります。 いろいろ試してバランスの良いコマを作り長く回る最強のコマを作ってトーナメントで対戦してみよう!!

★参加費(200円)と別に,ちばコマキット代500円が必要です。

① 10:30~11:30

② 12:30~13:30

③ 14:00~15:00

 

組み立て実習は随時(数に限りがあります。)

電子工作オープンラボ 土曜開講再開です

皆様には、長らくお待たせをしましたが、来月8日から電子工作オープンラボの土曜開講を再開します。泊りがけハッカソンを希望される方も土曜泊で可能になります。

組み込みの里では、組み込みソフト開発や電子工作に必要な機材や加工工具などが配備してありますし、ある程度の電子部品の在庫もありますので持ち込まれて不足したパーツなどもある程度対応可能です。

QIDITECH TECH1 Motor Driverの秘密

SENSE1, SENSE2は 0.27Ωで接地

ただしREF端子はOpenとなっている。

またMS3がV表示となっていてステップ数がおかしなことになりそうです。
基板パターン自体は素直にMS3のピンと接続されています。11

VREFは、基板足でいうMS3に接続されています

そしてチップとしてのMS3はグランドに落とされていました。

設計の意図するところはRefを基板ベース側から与えてドライバー基板を交換した際に調整不要にするということですね。

 

X-ONE 3Dプリンターのモータードライバー調整

QIDI社のX-ONE 3Dプリンターは、低価格モデルだがしっかりとした作りとなっているものだ。

少し大きな底面積の造形を行ったところトルク不足が起因と思われるズレがY軸方向に見られたので、各軸のモータードライバーの電流設定を行うことにした。以前サポートに問い合わせをしたところこの調整方法については開示してもらえなかったので搭載しているモータードライバーを制御基板を外して確認した。

コストダウンの目的でモータードライバーも基板に実装されていて交換は不能となっている。また制御CPUはSTマイクロのSTM32F103ZEで大型フラッシュ内蔵だ。

A4988などのレファレンス通りに作られていると仮定するとポテンショメータの中点がレファレンスとなるはずで、どこかに電流測定用の低抵抗がシャント抵抗として実装されているはずだ。

大きなヒートシンクを外すとR100と書かれたチップ抵抗が二つ見つかり、これがシャント抵抗0.1Ωだ。チップのマーキングからA4988だということも判明。

パターンを追いかけたところ、ポテンショメーターの中点ではなくて右下側がレファレンス電圧ということが分かった。

X-Y軸のステッピングモーターはNEMA17の42×38サイズのものなので定格電流は1.7Aなので7割くらいで使うとして、レファレンス電圧で1.00Vにしてみた。1.25Aだ。QIDIグループで得た情報では、X-Y軸の設定電圧は0.62-0.66Vということだ。0.775-0.825Aがお勧めというのはトルクは抑え目で発熱などのトラブルを回避したいということのようだ。