HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (2)

image アンテナベース部品は、出来上がっていたので天候もよく、アマチュア無線をされている知人の来訪もあり手伝ってもらいながらアンテナ再設定を行った。

再構築完了後、中華無線機に接続するも思ったように受信ができない。アンテナの不具合のようだ。

バーチカルの給電点はマウントで絶縁されていて内部で同軸のM座コネクターに配線されているのだが、内部のはんだ付けが外れていると考えて再度倒して確認したところはんだ付けが外れていた。ガス半田ごてを用いて苦労しつつも再建をしてコイルで外部終端していることからM座コネクターの点で導通があることも確認できたので、内部問題なしと判断した。

 

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ところが、解決改善をみないのである。給電点で導通確認をしたので、ケーブル端でも確認できるはずなのだが、こちらでは導通が取れない。同軸が断線しているようだ。

5DFBを20mほど引き回しているので、ベクトルネットワークアナライザーを用いてケーブル長確認を用いて断線個所の判断をすることにした。

2016-05-02 (17)やはり、ケーブルが途中で断線しているようだ、およそ16mの点とのこと。地中埋設部分からの立ち上がり部分での問題のようだ。

 

(続々)怪しい電子部品 DS18B20

imageさて、困っているセンサーデバイスの不良と、それによってもたらされるキットの対応が問題だったのだが、少し進展があった。

DS18B20は、本来はパラサイト給電で複数のデバイスをつけられるのが売りなのだが、この温度計機能つき時計のようにスポット一箇所のみである場合には、センサーを探索する必要はない。

まず、ここでパスとしているデバイスの検査は既存の時計キットにソケットをつけて交換動作で確認していた。

ところが検査環境を変えてパラサイト給電での試験をArduinoで組んだところ動作しないということが判明した。この点を見直して給電配線を変えたところ、探索ロジックが動作するデバイスがここでいうところのPass品であることがわかり、何らかのパラサイト給電に対するハード資源がおかしいということが判明した

failしていたデバイスもアドレスを指定しない(SkipROM)のコマンドで進めたところ温度センサーとしての動作には問題がないことがわかった。

中国市場で出回っている安い価格のDS18B20は故障モードロットが混在しているあるいは不良で落ちたデバイスが市場に出回っているように見える。使い方しだいで活用は出来るとしても、こうしたデバイスが混入していることを前提にするとものづくりは成り立たないかもしれないが、設計段階でこうしたデバイスを受け入れられることもキット必要なことなのかも知れない。不良デバイスが生き返った

(続) 怪しい電子部品 DS18B20

image先日来はまっている、MAXIMのDS18B20だが今回は、デバイスのみ手配をして時計キットを使って確認してみた。20個を手配したところ、時計に使えるものは四つだけだった。しかも、その4点はアドレス検索には対応できずSkipROMで用いている時計キットでのみ利用可能なものだった。

Fake品が混入しているのか、不良品が売られているのかは解からないがスペック通りに動作しないものばかりというのは絶句してしまう。

 

 

怪しい電子部品

DS18B20_NG最近悩まされていた中華キットのローテートLED時計の不具合は、電子部品の不良だった。ダラスセミコンダクターの1wireの温度センサーである。トランジスターあるいはレギュレーターと見まごう向きもあるかも知れないのだが、これは本来ならば温度センサーなのである。

アプリケーションとしては、時計が室温表示をするという使い方のである。

 

 

DS18B20_OKそして、こちらは正しく動作する温度センサーである。どこかがおかしいのだがお気づきだろうか。写真のせいもあるのだが、最初の部品は地模様がマットとなっていて、こちらの部品はツルットしているのだ。そしてどうもフォントも違うようだ。

 

 

 

NGOKあやしいデバイスは、1wireのプロトコルに応答してこない。

 

 

そして正しいデバイスは確かに応答してくるのだ。

 

 

 

imageこの怪しいデバイスは、アナログデバイスのフェイク品とみて診断すると、なんとレギュレータだった。中華電子部品には、このような粗悪な偽電子部品が出回っているようだ。キットゆえに、電子部品の検査もせずにリストに従ってパックしてデザインを求めてチップとあわせて売り出すというスタイルのように映る。オリジナルの基板をコピーした写りの悪いパターンだったり色々だが、オリジナルキットからのコストダウンはかくあるべしという勢いがすさまじいようで、株式会社秋葉原でも350円するこの温度センサーに交換して対応したりしている。ネット越しに見える中華市場でのこの温度センサーの価格は60円から300円くらいまでと幅がある。安いものには、こうした怪しげな偽電子部品も混然となっているのかも知れない。注意しよう。

HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (2)

image一晩かかりましたが、無事に出力完了しました。
使った素材はナイロンT910です。

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内部は中空にしましたので、サポートが出来ています、ナイロン素材でのサポート部分は固いというよりは強靭でしなやかなために、削るという作業が難航しますが、外すという観点ではABSよりはやりやすいかと思います。毛羽立った内側の部分の処置は、まだ課題です。

 

 

 

スムーズに、嵌合しました。

 

 

 

 

 

 

imageすでに出来ていた部分と合わせて一応完成です。ちょっとフランジ部分が小さいので再修正を次回トライして設置に移りたいと思います。

 

電子工作ツールを3Dプリンターで製作する。 

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3Dプリンターの出力精度などが安定化してきたので、ABS材料で懸案となっていた電子工作用のバイスを作ることにした。強度の必要な部品には、充填密度 を高めて対応することにした。以前の試作では、強度不足で自身の機能的に必要なねじ締めなどでそれ自身が割れてしまうという事態に遭遇したことからスライ サーの設定を変更して高密度での出力にした。(通常は25%密度で出力していた)

Thingiverseには、有用な作例が多い。無論、実際に使えるように作るには課題もありプリンターに合わせてカスタマイズしないといけない。

http://www.thingiverse.com/thing:21357 は、写真にあるプリント基板をホールドするように作られたバイスです。強度確保の目的で出力密度は1.00で充填しています。ABSフィラメントですが、0.1mmの積層とプリンターを覆って収縮対策をしながら出力しています。

ここにいたるまでに失敗作はあり、いろいろ勉強になりました。

0.1mmの積層での出力だったこともあり出力には二日ほどかかりました。

 

HyGain DX-88 バーチカル復活プロジェクト (1)

imageHyGain社から、マウントが届いた。

パーツナンバー160043-1 @11.84USD

今回で三度目となる破損は、すべて底部給電点のインシュレーターが破断して、続いて支点となっていた上部のインシュレーターが同様に破断し、マウントが曲がってしまうという状況となっていた。

破断した給電点のインシュレーター底部は、硬質ゴムでしたが、3Dプリンターで使える素材としては強度の点から、まずはナイロン910を使うことにしました。

 

 

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微妙に仕上げ方が違うのはご愛嬌でしょうか。

 

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マウントを届いたものと交換してみた。

 

Hygain DX88は3Dプリンターで復活するか

image昨年9月に再建したばかりなのだが、この怪しげな季節を越えた暴風でアンテナが倒れてしまったのだ。全長7mほどになるDX-88は自立型で耐風速34mとのことなので35m以上の暴風圏に曝したということなのだが、ここ木更津も沖縄や小笠原並の暴風圏なのだろうか。

写真で解かるように、このバーチカルアンテナは可倒式のマウントにつけているのだが、毎回使うときに立てようとはいかずに今回のような事態で破損するということに陥っている。

前回の破損についても同様な形で強度的にはいつもベースマウントが壊れるようになっていた。毎回ベースアセンブリーを一式交換していたのだが、三度目になると対応策も進化する必要があると考えて、今回は曲がってしまったマウント部以外は自作対応することにして3Dプリントで破損した硬質ゴムの部品をナイロン樹脂で高密度出力し、かつ厚みをますなどして強度を高めることが出来るかどうかの挑戦をすることにした。当初は、ABS樹脂を考えたが、耐候性の点でABSは紫外線劣化が激しいということだったので手持ちのナイロンフィラメントを活躍させてみることにします。

ことの発端は、DX88の手配間違いで、ベースマウント部品のみの手配をしてしまったことが原因なのだが、なぜこの部品だけHygainのサイトでそのまま補修リストとは別に出てきているのかは不明だ。すでに二回ベースアセンブリーを手配してきたのだが、今回は間違えてマウント金具のみ手配してしまったので、この部品をベースにじっくり攻めてみよう。

とりあえず、最初の設計はThingiverseにあげてみた。
マウント金具が届くまでに部品は仕上げておこう。

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もげた給電点もつけて、修正対応の全容を把握

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ベースエレメントとこのパーツを介して接触して内部でM同軸雌座に接続されていた。

ATMEGA2560補修電源チップ入荷

NCP1117

NCP1117ST50T3G On Semiconductor @35で Aliexpressからだった

LDO電圧レギュレータ 2200mA, 5 V 固定出力, 最大20 V入力, 3-Pin SOT-223

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修理を必要とする予備のATMEGA2560たち

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表面実装部品の取り外しには低温はんだのLEO Eco solderで対応します。 安くて便利・・・

 

3Dプリンターの挙動不審の要因発見か・・・?

メカ的な問題、熱的な問題などが解決されて動作安定化の流れにいたものの時折ハングして出力停止に至る事象が発生していたので、プリンター単体でSDカード経由で出力させる運用を試してみることにした。すでにスマートコントローラ(20×4のLCD+スイッチ)は購入してあったので程なく動くはずだったのだが、スマートコントローラを接続してパソコンからのUSB接続をはずすと液晶のバックライトが消えてしまうのだ。5Vが出ていない。

予備のATMEGA2560を変えてみると、また動作しない。三枚目の最後の予備となるチャイナ仕様のモデル(CH340搭載)を接続すると液晶は点灯して5V供給が出来ていることを確認できた。正規品(?)の二枚ともレギュレータがやられていたのだ。いつもPCから接続していたのでわからなかったのだが、やられていたレギュレータをみるとパッケージが膨張しているのが見て取れる。

このチップは12Vから5Vに変換する低ロスのレギュレータで2200mAを供給するというものだが、これが壊れていたとすると、PCのUSBからの電源供給能力に不備が生じていたのは、いたし方ないかもしれない。

NCP1117ST50T3G USD12.14 / LOT  40PCS

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