3Dデータの加工にトライしました

3Dデータは、CADで作るものですが、ネット上には有用な先人達の作品が再利用可能な形で公開されています。有償・無償の取り扱いもサイトによってはあります。

里にあるRobo3Dという3Dプリンターは、早い時期に安価で大きな作品が作れるということで普及しているものと思いますが、みなさん有用なアクセサリーも工夫開発されて公開されています。下記の写真にあるのは、右側がオリジナルの作品でダイヤルゲージを印刷ヘッドのレールに乗せてXYでのテーブルの傾きなどを調整するものです。最近はオートレベル機能が搭載されていて不要になっているかもしれませんが、当時プリンタのZ軸を左右均一な高さに調整するのに使おうと、このダイヤルゲージを購入して、このパーツ白いものを印刷しました。プリンターの出力ヘッド部分をオリジナルから改版してESDV6というものに変えたために、ダイヤルゲージが届かないという事態になり、3Dデータ(STL)を改造して下げられないかということにトライした次第です。左側の青い印刷結果が、その成果です。

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使っているCADは123Designというフリーのものですが、この機能として3Dデータから2Dデータを抽出するというものがあり写真でみた高さ方向の位置を変えた断面データをSVG脱データとして四か所取得してこのデータをSVGの編集が出来るInkScapeで加工して、四層の部品としてSVGが金太郎飴のごとくextrudeしたものを重ねるというステップで行いました。

取り付け位置を8mm下げたいというのがゴールでした。InkScape側でデータ断面をそろえるということに着目して行いましたが、四層揃えるのは難しいので、最終的には3DCad側で削るというのがよさそうです。とりあえず少し凸凹していますが、目的には到達したようです。

オリジナルの作品はこちらです。

thingiverseに登録しておきました。

 

3Dプリンタークーリングファン吹き出し口改造中

Robo3DプリンターのPLA対応クーリングファンに吹き出し口をつけて冷却効率を上げようとしています。
合わせて出力時間は3時間ほどです。部品は二つ。出力指定に誤りがあって時間が掛かっておりました。こんな形でクーリングファンが変わりました。

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フレームのリニアベアリング部にクリップするパーツ

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吹き出し口の出力画面

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吹き出し口出力中です。 

光り物グッズを3Dプリンターで造ろう

点滅制御が、得意なデバイスWS2812Bを使ってスタンドなどを提案しました。これを使ってブレスレットを作ったらマンマシンインターフェースとしても良さそうだという話です。という訳で透明なフィラメントを手配しました。PLAとABSとFLEXといった素材です。また、報告致します。

透明なPLAでサンプル出力をしてみました。

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Robo3D プリンター改造計画

Robo3Dプリンターは、RepRapベースの3Dプリンターだが、KickStarter->中華ODMの流れとして低価格化の火付けとなった時代のものだ。使いこなすのに時間がかかり、活用が不十分なままになっている気がする。材料としてPLA/ABSが扱えるという触れ込みと、それらの特性の違いなどを理解しないと活用もおぼつかないということでもある。

ようやくPLAの良さが見えてきたり、中華ODMでの製造ミスなどがわかり解決したりしてきたことから落ち着いてもう少し改良を加えて使いやすくしたいと思う。

ABS対応ということではあるが、ケース構造がオープンであることから、Robo3DではABS材料を使うのは避けたほうがよいようだ。ABS材料では加熱環境下で製作しなければならないのが温度低下で急激な収縮を引き起こすからでもある。箱型になっている3Dプリンターでないと安定にABS材料での出力が出来ないということになり、最近は流行らなくなっているのはこうした取扱いにくさからのようだ。

組み込みの里では、ラップを捲いて対策をしてもみたりしたのだが、材料が大きな場合にはかなわないということになる。材料の移動スペースも見込んで大きな樹脂カバーを作っているひつもいるようだが、別のタイプの3Dプリンターで対応したいと思う。

PLAでの出力では、出力直後に逆に急冷して、固まらせることでサポート材料なしでも天板が出力できるとか、橋渡しが出来るという事例もある。Robo3DのForumでもこうした目的で改造してエアーフローを十分に与えようとしている事例もあり、こうしたことを少しずつ取り込んでいこうと思います。

 

Robo3Dフィラメント交換方法

フィラメント交換では、プリントヘッドを交換するフィラメントに対応して予熱しておいてセットされてからRETRACTして入っているフィラメントを引き抜く。

新しいフィラメントを挿入してスムーズに融けている感触が得られればOKでヘッドから材料が溶けて出てくるのがわかる。

PLA  180C
ABS  220C

Robo3D Printerメンテナンス

Robo3Dプリンターの保守ができました。

E3D V6のヘッドファン配線変更
サーミスターの交換
フィラメント詰まりの清掃
Z軸のXバランス調整配線周りの組み直し
Y軸エンドストップの配線確認

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ファンのガードで止まらないようにしています。

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スリット幅にピッタリの留め具に変更しました

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この方向でスプールをつけるのが安定するようです。

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留め具もスムーズに出力できました、これはRAFT付きで出しました。

 

Robo3D プリンター 安定化してます。

組み込みの里では、Robo3DのプリンターをKickstarterのクラウドファンディング時点から導入してきました。機材の性格上、オープンソースの第一世代のモノであり、いろいろなファクターが絡み出力に対して安定化が難しかった点は否めませんでした。
ヘッドの更新、ベッドの安定化などから比較的スムーズに使えるようになっていますので改めてお知らせいたします。image
文字を素材にしてプレートを作ることも可能です。

3Dモデルの作製について

Freeソフトの123D DesignでSTLファイル(3Dモデル)を作製できます。
金太郎飴式に作るモデルですと、SVG形式で2Dのデータをいれて入れて入れて123D Design内でextrudeして3D化できます。
現状FreeソフトのInkspace 0.91で作製した場合には、SVGのサイズが正しく取り込まれず拡大されてしまうという問題があるようです。ききり切り分けは済んでいませんが123D Design側でサイズ確認をして縮小することで対応しています。
100円均一で取り扱っていた名刺いれケースの仕切り板を作成してみました。黄色がオリジナルですが、ノギス、スケールで計測したものでSVGファイルを作成して123D Designで加工して出力しました。0.1mm厚で積層指示で作っています。

3D_sample