西山 茂丸 について

組み込みマイコンでエンジニアを続けてきました。今の時代で見えない部分についても体験してもらってより深い理解を得てもらいたい広報教育活動をしています。

レーザーカッターはラズベリーパイ制御

組み込みの里のレーザーカッターは、ラズベリーパイで制御されていて、クライアントからは、このIP指定で制御するのだが、固定割り付けにしたIPアドレスを控えていなかった。ディスプレイとキーボードを接続して確認してラベル作成して貼り付けた。
DNSを立ち上げてネームで呼び出すことも準備しないといけないようだ。

ちなみに、このレーザーカッターはPythonで制御されている。

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置く場所がなくて足元に転がしてあるレーザーカッターマシン(1.6W)

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黄色い洗濯バサミでセンサーを止めて確認しています。

FB_IMG_1445153166362彼が作っていたのは、名刺入れの刻印でした。

光り物グッズを3Dプリンターで造ろう

点滅制御が、得意なデバイスWS2812Bを使ってスタンドなどを提案しました。これを使ってブレスレットを作ったらマンマシンインターフェースとしても良さそうだという話です。という訳で透明なフィラメントを手配しました。PLAとABSとFLEXといった素材です。また、報告致します。

透明なPLAでサンプル出力をしてみました。

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AllJoynの勉強会に参加してきました

国内初のAllJoynの勉強会に参加してきました。

AllJoynは、オープンソースで開発されているIoTのフレームワークでLINUX FoundationのAll Seen Allianceとして活動されています。開発元は、オープンソースとは程遠いClose Sourceで携帯業界に君臨してきたQualcomm社なのですが、IoTの世界に対して一切の関連性についてオープンで構築できるフレームワークとして開発されています。

学習するエントリーはここから

P2Pで構築するフレームワークだが様々な現存するネットワークを超えて自由に構築できる点がメリットでもあり、逆にQualcomm社としてのメリットは社会貢献活動としか映らないようにも見えるが、IoTの世界を加速する材料としての提供なのだと思う。

Windows10には、このAllJoynのライブラリが全てに組みこまれている。また、ネットワークやOSにも非依存でもありアプリ開発のみで、AllJoynの仕組みが構築できる点もOSやネットワークを超えて、各人が必要な構築したいIoTの世界を作り上げられる点が最も大きな点である。

対応機器も増えつつあり、参加ベンダーもLinux Foundation以上に増えているとのことだ。

今回の勉強会は、アンバサダーであるQualcommの内田氏により解説がなされてみなさんのスタートアップの意識づけを高めたり、ヒューマンネットワーク構築を図ることに主眼がありましたが、次回はハンズオンでさらに深めるという活動になります。

組み込みの里にあるArduino YunとRaspberriPiなどで接続試行をしていきたいと思います。様々なものがつながる「モノゴトのインターネット」を実践していきたいと思います。

中華トランシーバキットの回路の謎

中華トランシーバキットの実体は、回路図に見られるように、2石のFMワイヤレスマイクとFMワンチップICラジオにスピーカアンプを付けた構成である。不思議な回路は、送信側のアンテナ系統にあった。送信出力系統に並列共振回路が構成されているからだ。

定数からは、共振点が113MHz辺りということなので知らべてみると中国国内での業務用ワイヤレスマイクが109-113MHzになっているようで、この周波数帯には影響が出ないように考慮しているようだ。BandEliminateFilterを構成しているということですね。

下記の回路図では、特に、このフィルターを削除していないが、元々の回路では出力が強すぎることもあり、R12とR5の定数変更で出力を抑えるようにしている。

BS1008_JP

Robo3D プリンター改造計画

Robo3Dプリンターは、RepRapベースの3Dプリンターだが、KickStarter->中華ODMの流れとして低価格化の火付けとなった時代のものだ。使いこなすのに時間がかかり、活用が不十分なままになっている気がする。材料としてPLA/ABSが扱えるという触れ込みと、それらの特性の違いなどを理解しないと活用もおぼつかないということでもある。

ようやくPLAの良さが見えてきたり、中華ODMでの製造ミスなどがわかり解決したりしてきたことから落ち着いてもう少し改良を加えて使いやすくしたいと思う。

ABS対応ということではあるが、ケース構造がオープンであることから、Robo3DではABS材料を使うのは避けたほうがよいようだ。ABS材料では加熱環境下で製作しなければならないのが温度低下で急激な収縮を引き起こすからでもある。箱型になっている3Dプリンターでないと安定にABS材料での出力が出来ないということになり、最近は流行らなくなっているのはこうした取扱いにくさからのようだ。

組み込みの里では、ラップを捲いて対策をしてもみたりしたのだが、材料が大きな場合にはかなわないということになる。材料の移動スペースも見込んで大きな樹脂カバーを作っているひつもいるようだが、別のタイプの3Dプリンターで対応したいと思う。

PLAでの出力では、出力直後に逆に急冷して、固まらせることでサポート材料なしでも天板が出力できるとか、橋渡しが出来るという事例もある。Robo3DのForumでもこうした目的で改造してエアーフローを十分に与えようとしている事例もあり、こうしたことを少しずつ取り込んでいこうと思います。

 

Robo3Dフィラメント交換方法

フィラメント交換では、プリントヘッドを交換するフィラメントに対応して予熱しておいてセットされてからRETRACTして入っているフィラメントを引き抜く。

新しいフィラメントを挿入してスムーズに融けている感触が得られればOKでヘッドから材料が溶けて出てくるのがわかる。

PLA  180C
ABS  220C

Robo3D Printerメンテナンス

Robo3Dプリンターの保守ができました。

E3D V6のヘッドファン配線変更
サーミスターの交換
フィラメント詰まりの清掃
Z軸のXバランス調整配線周りの組み直し
Y軸エンドストップの配線確認

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ファンのガードで止まらないようにしています。

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スリット幅にピッタリの留め具に変更しました

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この方向でスプールをつけるのが安定するようです。

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留め具もスムーズに出力できました、これはRAFT付きで出しました。

 

ATMEGA Fuseリセッター

ちびでぃーのProの書き換えの過程でFuseを誤って書き込みISPでも動作しなくなった。
リセッターの基板(HVPP)を取り出してきて基板もろとも処置しようとしたのだが、対策がいるようだ。

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スパゲッティになっている小さな基板がちびでぃーのPro。 真ん中の基板がリセッターです。 リセットに成功するとグリーンLEDが点灯してエラーだと黄色のLEDがつく。 詳細はDEBUGポートにシリアルターミナルをつないで確認する。

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ATMEGA328(QFP32)とATMEGA328(DIP28)の違いがあるが、必要な線は取り出して接続したつもり。

FuseFix

結果はイエローで、どうも認識されないらしい。

FuseFix_Gd

普通のATMEGA168などを刺して確認してみると、動作するのだが