ルンバみたいな掃除機を作りたい(3)

BT接続の沼にはまった。HC-05/HC-06ともに在庫が山の中から見つかり確認をするのだが、オリジナル品とコピー品の混在なのかも含めて曖昧で見えてきたことがあった。
PINコードの設定コマンドがエラーになり、PINコードの確認ではPINコードが6桁の表示になるのだった。
PINコード桁数については、さまざまなBT機器の中で4桁設定が占めていたのと以前の開発記録では4桁だったので混乱した。調べていくとBT規格の進展の中で6桁に代わっていったようでHC-05/HC-06の目指すIoT機器ではBLE規格などの時代になり6桁に移ったらしい。もっていたスマホアプリではPIN4桁設定だったのだが、新しい他のBT接続ターミナルアプリを調べると6桁に対応しているようで、スマホとの接続でも問題なく動作することが分かった。週末にS君が来た時にはBT子機となるHC-06タイプのモジュールを渡して彼のBT接続ターミナルソフトでも6桁設定で通信が出来た。
しかしながら、実際に彼がやりたい動作中にコマンド受信がしたいということには、別の困難があった。
彼が複数集めてきたスケッチはいわゆる単機能でloop関数の中でwhileループを組んでいるようなものばかりだったので、同時に処理をするためにはこうした処理をマージしなければならない。
S君とは哲学問答をするように、彼が実際にやりたいことを確認しつつそのためにはどうすべきかを解説する。
極端に言えば状態遷移図を彼に書いてもらうことだった。Arduino UNOの性能範囲で実現可能なハード設定にはなったので、この先は彼が設計をすすめることで出来てくるだろう。
彼には、時間管理も含めて指導したいので、予め帰りのバス時刻をめどにアラームをアレクサに頼んでおいた。普段ならばずるずるとやっていて母上に迎えに来てコールをしてからさらに続けるということだったが、アレクサがアラームした段階で進んできた内容を振り返りこのままでは、ここで出来ることも限られるので納得して今回は帰ってもらうことになった。小学生ではなくなり来月からは中学3年になるS君なのでそうした自立する姿も母上に見せられればと思う。年の離れた末っ子ぶりはわかるものの、逞しくなってほしい。

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