[Solved] プリンターの出力固定シートが強力すぎる

imageとても安定に綺麗に造形が出来るようになりました。

従来のガラスプレートと異なり、表面にはられた特製樹脂シートがとてもよく固着してくれるからですが、底面積の大きなものを出力すると剥がすのが大変です。

解決策としては、少しラフなRAFTを生成して製品直接の密着から、RAFTで剥がしやすい形にして、離型剤で粘着性を下げたプラットホームに、密着度を確保するということで相反する問題を解決したいと思います。

今回のプリンターはプラットホームが上下動のみなので出力物が印刷で振られてという問題がないので固定するための力はそれほど強力でなくとも問題がないので、離型剤(シリコンスプレー)を印刷前に吹き付けてから出力することで解決したり。いままで糊をスプレーしていた時代から考えるとおかしな話ですけど、しばらくこれで様子をみます。

とはいえ、新しいパーツの登場で3Dプリンターの課題も随分と深化してきた気がします。

image速度も向上させて従来品(Robo3D)よりさらに滑らかに出力がなされてます。
ノズルが0.4mmなのであまり荒く出力するのも出来ないのですが、箱入り娘の構造で底部にありがちの反りがなくなったのは確かに素晴らしいことです。

サイズ問題も解消してます。

[Solved] 新プリンターでの出力サイズが合わない

image新型プリンターでの稼働に向けての調整確認が続いています。運用としてメーカーが進める形式ではなくて、共通クライアントソフトで二種類のプリンター(旧Robo3Dと新QIDI AvatarIV)に対応したいからです。生成したGCODEやX3GファイルをSDカードに書き込んでそれぞれのプリンターにセットする形です。

問題が生じました。下で支えている透明の部品と、上の打ちかけで止めた部品は同じサイズのはずですが合いません。透明な部品は従来の環境で作ったもので、黄色は今回の新型プリンター向けにカスタマイズしたもので出したものです。

どうやらプリンター毎にスケーリングファクターの処理をしてgcodeを生成しているようです。中華モデルが範をとったものと違うものを私はベースに設定したようで相違が起きたようでした。同様なサイズ違いの話がネットに上がっていて小さくなるというモデルはFlashforgeのCreatorPro Dualなどの機種群になるようで、おそらく中華モデルもこのタイプに互換をとっているのでしょう。Makerbotのソフトを指定されたので、機種もMakerbotのマシンに合わせていたのが間違いのもとだったようです。

MattercontrolはよくできているAll in oneになった形の使いやすいプリンター制御ソフトになっているように私は感じるので、これで統一が取れれば子供たちにとっても3Dプリンターが使いやすくなるのではと思います。

Flashforge CreatorPro Dualから設定を派生させて運用してみたところ、サイズ問題は解消しました。

3Dプリント複数同時出力の問題 (吹き出物が出来る)

image新型のプリンターで一括出力を試みたところ新たな課題が見えた。

二つの部品を同時出力すると並行移動しながらの出力となり片方のパーツの出力後移動して出力開始する直前に実はフィラメントが吐出してしまい表面にぶつぶつと出来物ができてしまうようになる。ABSフィラメントの性もあるだろうし、もう少し温度設定を下げるべきかもしれない。Extruder 230C / HeatBed 110Cでの出力での結果だ。
まずは従来通り一つずつの部品を出しながら進めて見ることにした。
プリンターに付属してきた出力ベッドの上のシートは、固着性も高く安定して出力ができてABSでの反り返りも見られないのはよいことなのだが、いったん出力するとベッドが冷えるまでは剥がせないという状況もみえてきた。はたしてトータルの出力時間は短くなるのだろうかという課題は残ってしまいそうだ。

高専アルバイトとして企業さんからペッパーの持ち込みです

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田舎の一軒家の組み込みの里にペッパー君がやってきました。

 

 

 

 

 

 

image後輩の高専学生に機材を貸し出してアルバイトを手配する先輩です。

 

 

 

 

 

 

imageさて、意のままに動かせるのかと現状把握

 

 

 

 

 

 

 

image様子を見に来た、ご意見番も確認してます。

 

 

 

 

 

 

 

image開発スタイルは、自分のノートで進めます。
これからしばらく週末は里で作業します。

USB顕微鏡のバックライト不良対策(交換?修理)

USB顕微鏡のバックライトがつかなくなったのが始まりだった。不良を解決すべく本体を開けて内部を確認したのだが、鏡筒内部に配置されているLEDまで の配線がおかしい様子だったので、予想以上の密度で内部が出来ていたので表示が動作できる点で再現確認をしたところであきらめていた。バックライト以外には不満もなく、アプリケーション”MicroCapture”もWindows7で動作していたマシンでは問題なく動作していた。

Windows10へのマシン移行を契機に、バックライトのつかない顕微鏡を解決すべく最近のモデルを手に入れようと考えたのだが$20以上を払う気もしないのでWindows8まで対応を表明していた少し古いタイプのチャイナモデルを探した。

同様なモデルを購入できたが、ケース外観と内部は大違いでカメラのドライバーもアプリも異なるものだった。残念ながらWindows10での動作では最もよく使うユースケースである拡大しながらのPreviewingが描画できないという問題が判明した。静止設定すると表示が正しくでるので、問題はDirectShowにあるようだった。

意を決して、再度古いモデルの筐体を開けて、バックライトの問題について解析をすることにした。CMOSセンサー基板とコントローラ基板の連結コネクタのピンに一か所問題が見つかり、そのピンが抜ける様相になっていて、そのパターンが切れているのを確認した。ワイリングペンでUEWを使って配線を試みるとバックライトが復活した。

image2016-06-20このワイヤリング対策について早く気づいていれば・・と思いつつ、きっと無駄な買い物をするまでは必死に探さなかったのだなと反省。

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こちらが、当座使う目的を失ったWindows10では問題ありそうな顕微鏡です

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復活を遂げた、顕微鏡です。倍率は200倍ほどですが使い道は基板のはんだ付けの目視検査なので問題はありません。

 

 

 

mattercontrolでサポートが出来ないケース

連結して作成しようと思った長手の部品だったがこちらがわは上部の突起に対してのサポート材が生成されないようだ。暫く、mattercontrolのみでやってきたので他のslicerを見直してみるしかないか。クーリングが十分になっているプリンターならば、これでも可能なのかもしれませんが・・・。

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PLAではあるが上部の突起に対して、サポート材が出せていない。

IoTの地平線は1$以下の制御ボードが先兵か

STM社の8ビットコアが搭載された1$開発ボードです。

imageMCU:   STM8S103F3P6
USB給電 レギュレータ搭載
3.3V
SWIM I/Fでデバッグ (ST-Link V2)

開発環境は、Cosmic-Softwareから無償提供、SDCCもあります。
Flash 8kB
EEPROM 640B
SRAM 1KB

I2C/SPI/UART/16bit TIMER 2/8bit TIMER 1 3.3VでのADCも内蔵しているので周辺装置拡張に向いていそうです。SWIMインターフェースが手に入ったらまた報告します。

 

 

Dualヘッドの3Dプリンター設置します

組み込みの里では、ながらくReprap派生のRobo3D R1プリンターを運用してきましたが、出力の多様化などを受けて恒温筺体でテーブルが水平移動しないモデルのプリンターを導入することになりました。当初は、デルタ型のプリンターを考えていましたが、次の点から箱型筺体のモデルを選択しました。

  1. Dualヘッドでスムーズにそれ自身の水平がメカとして担保される
  2. ABSなどの出力に際して周囲温度に左右されずに収縮回避を図れる
  3. 高速出力などの際にテーブル自体が水平に移動するタイプでは造形物に慣性がかかり剥離や振動で変形などを生じることがある。

オープンケースでMakerbotなどの時代に登場したRobo3Dでしたが、現実には日本の風土では、周囲気温などの影響からABSでの出力には課題が多く、最終的にはケースを箱に入れないと解決しないということに至りました。現在ではヒートベッドの位置により収縮をしたり速度を落とさないと安定に出力できないということなどからワークショップスペースとしての利用には課題があると判断して、上記条件の1-4を検討していく上で1,2の点からDELTA型ではなく箱型筺体のモデルに行きつきました。むろんデルタ型でも箱型になっているものはありますがDualヘッド構成では三つのモーターで水平を実現するというデルタ型ゆえの課題があるようです。

今月末には入荷して設置稼働する予定です。印刷速度は3倍速になりそうですし、バッチ処理で一括部品出力などは夜間運用でもできる予定です。

ペッパーがやってくるぞ

高専連携を志向するメーカーさんとのコラボで組み込みの里にペッパーがやってきます。
地元の木更津高専の学生さんと企業さんの間でサテライトラボとして組み込みの里を利用するという形態です。ペッパーの利用については、この活動を優先させていただきますが空いている際には試したり活用することも出来る予定です。

彼がやってきたら、またご報告させていただきます。