年末の三才ブックス主催の東京ペディションに伺った際にAitendoさんの安売りセットとして7インチHDMIモニターを購入していたのだが、まだケースを作成していなかった。IoTセット用に作成することにしてとノギスと現物測定で3D設計を進めた。3Dプリンターの出力サイズの制限もあるので分割して連結する構造にした。
3Dプリンターを使ったモノづくりではプリンターの癖を考慮しなければならないが、Robo3DでABSを利用すると材料がやわらかいために造形方向や構造でひずみが出る。
このスタンドの場合にはオーバーハングしている部分の天井にあたる層の積層段階で垂れるのである。この癖を理解してあらかじめ天井をかさ上げしておくことで次回の印刷にそなえている。ちなみに写真はそうした失敗を表していて、勘合部品がうまく刺さらないという構造のミスが出ている。出力方向を理解してデザインしないといけないのは、モノづくりの妙味かもしれない。
癖のあるABSをだんだん使いこなせてきたような気がしてきた。むろん、よいプリンターで精度よく作れることはありがたいことだが・・・。
最新データは以下にある。
http://www.thingiverse.com/thing:1447399
液晶モジュールは、Aitendoのイベント販売で安く購入したものだ。
http://www.aitendo.com/product/11853