中華トランシーバキットの実体は、回路図に見られるように、2石のFMワイヤレスマイクとFMワンチップICラジオにスピーカアンプを付けた構成である。不思議な回路は、送信側のアンテナ系統にあった。送信出力系統に並列共振回路が構成されているからだ。
定数からは、共振点が113MHz辺りということなので知らべてみると中国国内での業務用ワイヤレスマイクが109-113MHzになっているようで、この周波数帯には影響が出ないように考慮しているようだ。BandEliminateFilterを構成しているということですね。
下記の回路図では、特に、このフィルターを削除していないが、元々の回路では出力が強すぎることもあり、R12とR5の定数変更で出力を抑えるようにしている。