秋になり、サポートをしていた各社から次々と製品がリリースされるようになった。暫定出荷を開始したK社の端末を私は利用しているが、世の中はすでにカラー化が前提になっているようで各社とも工夫を凝らしてカラー化端末の製品を出そうとしている。性能では昨年のリファレンスモデルだったT社もカラー化で新機種を展開するのだという。来月発売の予定なのだが開発問い合わせ内容からはうかがいしれないところがある。
Quad社が提供している基本機能の提供の範疇にはカラー液晶ベースでのグラフィック性能までは含まれていない。無線制御の間隙を縫って行われるためにUIからみたCPUリソースの制御などが難しいようだ。こうした面はQuad社としても認識して機能提供していくことが必要だろう。PDAを超えた容量のメモリを搭載した、こうした携帯電話がPDAよりも安価に販売されているのは、業界が不健全な気がしている。
携帯端末での部品価格が、カラー化のために大きくその構成比を変化させてつい昨年まではトップの座をQuad社のモデムチップが居座っていたのをカラー液晶やSRAM、FLASHといった部品に相次いで明渡すようになった。価格追求の手が緩んだわけではないが、高額なこうしたほかの部品への取り組みに顧客の関心が移っていったようだ。しかし、大容量化のFLASHなどの目的にはNAND形の安価なFLASHへの対応要請もあり弊社チップでのこうした安価な部品のためのソフト対応なども求められるようになった。