アメリカンな朝飯

ロサンゼルスでの一夜明けて、今回は余裕でホテルのシャトルでノースウェストの待つターミナル2へ向かいました。そうです、昨日のフライトでコネクションに失敗したのです。急遽空港ホテルでの延泊となったわけです。
朝飯は、当然空港ラウンジでコーヒーとクリームチーズ・ベーグルで済ませるわけです。ホテルのデラックスな朝食をとったところで、あとは飛行機ですぐに夕食が待っていますし・・・。まあ、アメリカンなビュッフェスタイルの朝食がデラックスなのかどうかは異論がありそうですが。ホテルによっては例えば台北のハイヤットでは、中華・洋食混在でのビュッフェでしたので、こちらは確かにデラックスだなぁと思いましたが・・・。
十日ほど過ごしたレジデンスインでの作りおきスタイルのそこそこのブレックファストが懐かしく思い出されもします。スクランブルエッグにサルサソースをかけて、青ねぎをトッピングするのですが、これは飽きないものでした。宿泊している日本人が多いことからなのか、早い時間にいくとご飯や味噌汁とうふ、フリカケなどがあり和食?をとることも可能です。茹で卵ではなくて生卵に美味しいのりが欲しい所ではありますが無い物ねだりですね。
さて、ソーセージとワッフルあるいはベーグルとヨーグルトとジュース・コーヒーでアメリカンな朝はスタートするものでした。

ふるさとは春です

♪思い出して、あなたの好きなふるさとの春を

♪雪が溶けて、垣根の上に雀がやってきます
♪膝を抱え座る縁側、うたた寝しそうですね

♪冬の間にかじかんだ、心温めたら
♪遠い町で暮らすあなたに 私は会いに行きたい

♪草のにおい空の青さも、みんなあの日のまま
♪思い出してあなたの好きな、ふるさとの春を

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トンマッコルへようこそ

休日の朝の回の予約を入れて、川崎まで出かけてきた。距離的には遠いのだが、時間的には近いような気がするのは地理的な問題と言えるかもしれない。最寄の京急の駅から出かけるには、ちょっとみなとみらいの109は離れていて、川崎のDICEは近いといえるのだ。まぁ、そんなことはおいておいて何しろ夫婦で出かけると一人1000円という費用で見られるので共通の楽しみと認識される分野の映画の鑑賞にはもってこいということである。

さて、最近我が家では、韓流映画の人気が高いといえるのだが、昨年のバタバタ人が死ぬシーンで始まった宮廷女官チャングムが我が家にとってはマイブームのはじまりだったといえるだろう。以来、ビデオを借りてきたりネットで借りてみたりといった次第である。今回のトンマッコルは会社の同僚から試写会の招待券をもらったりしていたのだが生憎と出張と重なり断念したりしていたので、映画の封切りに合わせて楽しみにしていたものであった。

さて、トンマッコルは、朝鮮戦争当時のファンタジーとして作られています。南北に分断された戦争の中で、まったく戦争が起こっていることなど知らない自給自足で暮らしている平和な村に南北戦争の兵士が迷い込んでしまうことから始まります。連合軍の大尉も出てきますし、 導入部ではチャングムと同様に人が死ぬ死ぬというのは韓国スタイルなのでしょうか。南北の分断された戦いの意義を問うまでもなく、日々の暮らしに十分食足りている人たちは桃源郷のようなものでもあったのでしょう。

武器を介して一触即発のシーンが桃源郷にもたらされますが、風雨の中で何を怒られているのかわからないといった印象の桃源郷の人々を巻き込んでの騒動は次第に桃源郷が毒を抜いてしまうようでした。最後に残されていた唯一の武器だった手りゅう弾が不発・・・と思わせて村の蔵を爆発させて一気にとうもろこしがポップコーンとして開花して降り注ぐシーンから、完璧にファンタジーとしてのペースが始まります。人間食足りてなんぼです。足りないが故に争いが起こり理由をこねくり回していくのでしょう。

何度か見返したい映画です。

業界独り言 VOL329 身体あっての仕事です

父の逝去に接してから、同年代の先生などのことについても気になってきていた。今年は卒業して30年という節目の年でもあったので母校の近くのホテルでクラス会を実施することになっていた。学んだ頃の若い先生方ですら定年の時期を迎えることが続いていたこともあり、担任の先生は既に定年退官されていて、父と同年代でもあった。叙勲の栄誉があったときには担任だったクラスである我々も中心になってお祝いの会を開いたりしてきた。当時は米国出張中であいにくと出席は出来なかったのだが・・・。中年街道真っ最中の我々と付き合うのも大変でしょうが確かに父の年代となるとお加減が悪くてお誘いしても宴会には出席できないという回答だった。今回は楽しみにしていたこともあって、残念でもあった。

高専という学校制度ゆえ学科=クラスで五年間共にしてきた仲間たち結束は固いもので、急遽、低学年の時の担任だった先生をお呼びして結局20人近くが集まった。同窓会便りといったもので名簿作成配布などをしているのはいずこも同じでしょうが何らかの事由で連絡が取れなくなったりるものです。業界が狭いことも手伝ってか、仲間同士が一緒に仕事をしたりという接点があるグループもいるようです、電気工学科という分野だったのはベースとしても実際問題として電力系・弱電系といった仕事だけではなくて、人によっては宗教活動をしているものもいるし大学進学を果たした上で、さらに医学を志して大学に入りなおして眼科医をしているものもいる。まだ友の訃報は聞くことがないのは、ありがたいことでもある。

宴席が時間になると集まってきた仲間なのだが、どうにも顔が一致しないメンバーがいるのである。自分自身もその分類にあるらしく、髭面になっている現状が傍からは想像がつかない様子らしかった。とはいえ最近の仲間との会合には顔を出しているので、そんな仲間には知られていたのだが・・。すっかり髪の色がロマンスグレーとなってしまった仲間などは、先生と見まごうような状況だった。髪の毛を手で翳して隠してみると顔に面影を見出して、声などはまったく変わらない事実に気づくには食事とアルコールが必要だったようだ。互いの異なった歴史の時間を取り払い30年のタイムスリップに至るのには大して時間を要することはなかった。

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業界独り言 VOL328 突然やってくるのは仕事も訃報も

例年のことだが、九月から十月にかけては年度末のイベントで米国本社に行くことが通年行事のようになっていた。既に八年目に入った状況の中で唯一、九月に国内にいたのは正確には米国に行けなかったのは9.11の事件の当日のことでもあった。不幸な事件の只中で、あの映画のようなシーンを明日の朝行くはずの国だとは到底信じられない面持ちとともに徹夜をしてまでも出張準備を進めていた自分の抱えている方向転換に気づかせるまでも時間を要した。会社母体が大きくなってきたことから年度末のイベントに世界中のオフィスから呼び寄せるということを変更する必要にも迫られてきたからだ。そんな中ではあったが新しい挑戦を始めたキャリアの対応で急遽米国にいくことになったりするのはいつも唐突に始まることであった。

MNP目前で俄然力が入っている キャリアのサポートも佳境であり個人的にも仕事的にも忙しく過ごしていた。九月の中旬から二週間ほど米国で仕事をする羽目になったのもそうした状況からである。最近専念しているサポート分野での競争は先端での尖がった部分でもあり、お客様にとっても社内での扱いにとってもいろいろと疲れるような状況になってしまうのはいたし方ないことでもあった。米国出張中に妹からの連絡があり、ケアハウス暮らしをしている父が発熱したということで検査入院をしているということだった。ケアハウスで二人の妹が働いていることもあり父自身は幸福な老後を暮らしているといえるのだと思う。母は妹に家で暮らしており、父のケアハウスとも近接しているのだが認知症が進んだ夫のところへいくことも最近は減っているようで、いわゆる引きこもり状態だという。

渡航前に誕生日の花の手配をしたのは、通年どおりなのだが、今年は急な展開にはならずに予定通り帰国することが出来、九月末の細君の誕生日という大切な日程を日本で過ごす事になったのも久しぶりであり有意義なことでもあった。あいにくと今年手配した生花については花の品質に問題があり、花自体が三日と持たない状況だったことから、この通信販売をしているショップの評価を著しく下げる事態と相成った。プリザーブドフラワーにしなかったことが失敗だったのかも知れないが現物を見ないで生花注文をするということを運営しているお店としてはいかがなものかと思うのだった。花の品質にもまして、誕生日の花として注文したところ余計なオプションとして電子オルゴールが花の箱についてきた。このオルゴールが玄関先を通る都度に反応して鳴ってしまうことも細君には余計な負担だったようだ。花の品質とサービスとしての余計なことが相乗効果となって、すっかり細君にとってのショップのブランド価値は地に落ちてしまったようだ。こんな形でブランド価値は失ってしまうものかも知れない。注意しよう。バースデーケーキを買い求めて帰ってきても不満をきかされるのは私の落ち度ということでもある。

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業界独り言 VOL327 ブルートレインはオタクなノリで

鉄分の濃さは、人と競うほどではないものの国内の出張という契機においてかなり鉄分補給をしているのではという点については自負はある。今ではブルートレインというものがなくなりつつある状況なので寝台列車といっても中々話が通じないのであるが・・・、広島や鳥取といったお客様あるいは、戸籍のあった四国などを訪れるといった目的で利用をしてきた。結婚してからも、そうしたノリがより強化されたのは相方との波長があったからかもしれない。仕事で出張するという流れでは、繰り返し利用するといったシチュエーションが起こりうるし助長するような特殊チケットだったりもするからである。

組み込みソフトエンジニアとして、端末開発と開発環境の開発あるいは周辺機器の開発やシステム設計などを手がけていた時代に一人でサンプルからプレゼンまでいろいろ手がけて説明に国内行脚といったこともこなしていた。そんな折に出会ったお客様の一人は広島を基点にするお客様だったので何度もいく機会が起こるようになった。広島といっても東端に位置するような福山だったので飛行機で行くとしても広島から戻るしかないといった中途半端な距離で長々と新幹線に乗っていくことになるのだが、まだのぞみもかなわぬ時代だったのでいたし方なかった。

朝から新幹線で移動して昼過ぎの説明会議に臨んで、30分のプレゼンで終了といったこともあった。反応が悪いというのではなくて、「いいじゃないですか、その提案でお願いします」といった反応だったからだが・・・。とはいえ新幹線が開通しているという状況では、短い打ち合わせでも適当な早い時間の便で帰ってくればよい話である。問題は体の疲労感の解決策であり営業マンの提案で、少し余計に払えばグリーン車に乗れるというチケットに切り替えたりしてしのいでいたのである。当時は遠い距離感を充たす特殊チケットとして新幹線ビジネスグリーンきっぷという制度があった。東京あるいは横浜と広島・福山地区に限るような条件だったようである。

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秋葉原@DEEP

鉄分の濃い状況で木曜の夜から夜行特急でお客様を訪ねてきました。朝に着きますので現地でサウナに立ち寄り、汗を流してさっぱりとしてからの仕事です。10:00から始めた会議でしたが午後のパートをすべて引き受ける形で六時間あまりしゃべり通し声がかれてしまいました。結局帰ることができなくなり空港そばのホテルに泊まり朝一の飛行機で羽田に帰りました。そんな状況でしたが、明日はサンディエゴへの出張を控えていたので最近の邦画を押えようとということで、見てきました。

お宅な世界かも知れませんが、楽しめる内容でした。細君はすっかり山田優のファンになっていました。

業界独り言 VOL326 台北の暑くて気軽な時間

中国シフトから台湾シフトに切り替わったわけではないのだが、偶々私の仕事の回り具合のギアが台湾に合致したということだろう。沖縄のちょっと先の国は、中国とはやはり異なった感性の国であるように思われる。Quad社のメンバーにも台湾出身のメンバーがいるのだが、今回の訪問は丸一日の説明訪問のために延べ三日間の出張となった。月曜の午前中の会議に出席した後に成田エキスプレスに乗り込み、夕方のフライトに向かった。米国フライトと異なり、国内航空会社の系列のフライトとなったのは、成田からの直通便が無いからだ。北京の午後の会議の為に、関西出張と掛け合わせて仕事をしていた時代に比べればゆっくりとした時間が流れているようにも思う。延べで10回も、足を運んできた北京出張では、一度もホテル・客先・事務所・空港の間の移動しか経験がないのも事実だし・・・。

まあ、中国との歴史論議を始めてしまうと混乱の極みに陥りそうだし、そうした教育を施されてきたメンバーとの共同活動を通してお客様にサポートを提供していく流れの中で無粋な話をしてもしかたがない。そうはいっても発注先であるところの日本のお客様が、受諾先である中国の開発会社との協業作業を進めていくという流れは、とても平和な風景でもある。しかし、こうした活動自体が、そのお客様自身の変容あるいは変質の一端を作っているというのも事実だし、それをしなければならない事情もあるようだ。錦の御旗を掲げて、政治色を主体にして経済活動としての会社活動の中に、国が立ち入っていくのもおかしな話となるのは、既に日本の国情としての各開発メーカーの事情は国から逸脱しているということになるのかも知れない。

いわゆる、開発コストの圧縮で中国に開発委託をしたいと考えているメーカーは、自社の開発の空洞化にさらに拍車をかけるようなな流れを起こしている。そうした結果を受けてか、国内での設計活動という範疇で少なくとも活動してきた所謂ソフトハウスという業態に対しても大きな波を起こしている。国内メーカーが、事業の合併を国内外のライバルと行ったりしている動きの影で起こっている実質的な切捨てコストダウン要請などを考えていくと日本という国自体のコストバランスが既に失われているというように見えるのだが・・・。所謂年収300万円というスタンスで生活できるような国のシステムにするためにバランス制御を行うということは資本主義の世界では達成しえない話でもある。1/3ぐらいのコストにしないと引き合わない仕事ということから中国に仕事が流れてさらに失われていくのでもある。

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一色まことの世界

花田少年史を映画で堪能してきた。漫画の世界の一色ワールドの味を生かした演出が出来ていたように思います。二時間という枠の映画で物事を仕上げていくということについてはリソースとバランスの配分など監督の匙加減が求められるのでしょう。一色ワールドは、また休載の歴史でもあります。当人が腰を痛める持病があるということも背景にはあり、ファンとしては中々歯がゆいものです。ピアノの森という作品も、掲載誌が変わりながらも、ようやく12巻までたどり着き、次の巻がそろそろ九月には出るはずなのですが・・・またまた休載のペースが出てきているようです。

この作品は漫画の世界で音楽の感動を伝えようとしている作品なので、音を出さずに感動を伝えてきただけに本当に音を入れようとして映画化を考えているらしいのですが、その監督さんの力量は大変なものが必要とされると思われます。

Quad社紹介本の登場

ここで取り上げているQuad社(ただし、このホームページでのaliasですが・・・)の戦略本の登場は、組み込み業界独り言で度々取り上げてきた携帯業界での現状の中でサバイブしていこうという流れを語るものでもあります。独り言ゆえに語れない部分や、語れる部分を補完するものがあるだろうと思います。両極端みたいなメーカーからQuad社に移ってきたものとしては、目が覚めたような部分も瓦解していく今までの自己理解で知りえる国内事情なとを踏まえて両方があります。これから国内の組み込み市場がどのような仕事があるのか、ビジネスはどのように変わっていくのかという短期的な視点や中長期的な視点などを、こうした書籍とあわせて現場のエンジニアの方々が認識してもらえるとよいと思います。ほかにも英語での発行されているビジネス戦略紹介本があります。この本が本邦初解説というわけではありません。

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