VOL20 ケータイでゲームは 発行2000/06/27

チップセット商売も携帯文化の変遷から大きく様変わりしようとしているようだ。もう、通信プロトコルのレベルでうんぬかんぬ言っている時代ではなくなりそうだ。ゲーマー上がりのテスターを雇ってリアルタイム性能をギャランティしなければならない時代に突入するのだろうか。Javaなどの話で出来るPDAという道もあるだろうが、日本が世界に誇るのは携帯文化とゲームにほかならない。ザウルスでLINUXならば日本の答えなのかもしれない。着メロはカラオケと同一レベルの日本発の文化だろう。シンプルなキーボードの構成で出来るゲームボーイの世界とケータイのUIの世界にはまた大きなギャップがある。ゲームをやるにはフレームワークとしてはひ弱である。ケータイでゲームをするよりもゲームで電話がかけられた方が良いのではないだろうか。既にメールマシンなどはゲームの域に入っているようだ。軒を貸すと母屋をとられかねないこのご時世だ何が起こるのかは不明である。ゲームとなると逃げ越しになる会社も多い。花札な893な世界には相容れないのだろう。
 
さてJavaとPDAの世界は、実は、これこそ自営通信などでのSOHOな世界に私には映っているのがどうだろうか。自営こそJavaだろう。公衆でのJavaなゲームで失敗したケータイで細々とSOHOな自営通信システムを構築できはしないか。答えはNOである。ケータイのランニングコストが高すぎるからである。では方策はないのだろうか。年末まで続く、HDR実験が、その答えになると考えている。2.4Mから600kというスループットを駆使したアプリケーションは考えるのみでも楽しくなる。楽しい忙しさを共有できる人を探しているのだが単なるオタクな忙しさに埋没している人が多いようにおもう。アプリケーションを書くのに辛いから楽にする為にコンパイラを開発してみようという発想が生まれる土壌があったことを私は知っている。問題は自分自身の中にあるように思う。上司に理解がないのではなくて、自分自身にプレゼンテーション能力が不足していると考えてみると人生は変わるように思われるのだが・・・・。

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