VOL25 フライトはノースウェストで 発行2000/07/05

日本のお客様のサポートのために日付変更線を越えようとしている。矛盾するようだが、事実だ。チャーミングなスチュワーデスさんが見たくてでは決してない。迫力あるユナイテッドのキャリアスチュワーデスからノースウェストに切り替えたのは私の個人的な理由ではなくて会社の選定だと聞かされたからに相違ない。あとで入社した後輩によると個人のマイレージを考慮するので変更しなくてもよいという方針に変わったようだ。いずれにしてもビジネスクラスでの往復となるので、折角利用した幾たびかの社用フライトのマイレッジからまた元に戻す理由もなくNWの赤い飛行機を選択して今日も飛んでいる。機内食も、ノースウェストは良いように感じる。以前、サンマイクロの招待で日本航空のビジネスクラスでツアーにいったが私は日本航空よりもノースが好きだ。
 
既に感覚が日本人離れしていると言われるかもしれないのだが、外資の会社にいて英語を公用語として利用している現在、感覚も変わってしまうのかもしれない。後輩はかたくなに全日空を守っているようだ。10時間ほどのフライトはブンブンフライトを予定しているロサンゼルスまでの飛行となる。昨年からの何度かの利用でブンブン飛行機にも慣れてしまっていた。前回は荷物と身体がバラバラに到着するという事件があったが、今回は、その撤は踏まないだろう。ただし、ロスからの便はユナイテッドなのでロサンゼルス大空港内の大移動をしなければならない。これがイヤでユナイテッドでのフライトを希望する人物もいるようだ。ノースからユナイテッドのチェックインでヒアリングで躓いた。まだまだだ。「何か誰かからか頼まれた荷物を預かってませんか」という最近のお定まりの質問であった。くさりつつも国内便の連絡をまつ。飛行機の時間には余裕があり、まだ前の便の飛行機にまにあったようだ。荷物を預けていたので変更はせずに待っていた。妻に電話をすると夜中のテニスの応援をしていたらしく起きていた。ダベンポートとモニカセレシュが緊迫した試合をしているらしい。
 
ブンブン飛行機に乗り込み真っ青な空に向かって飛んでいく。前方でアテンダントが避難方法説明をしているが眠気がきた。気がつくと、もうサンディエゴ上空だ。確かにブンブン飛行機の苦手意識もどこかにおいてきてしまったようだ。タラップを降りると到着した荷物が出ていたが私のトランクに似たものはあるが違った。荷物が着いていないのか。バゲージクレームにいくとそこには見慣れたトランクがおいてあった。私よりも一足早く到着していたらしい。前回とは逆だが、この場合はセーフである。強い陽射しでかつ、爽快なサンディエゴの空港からタクシーに乗り込んだ。これが初芝流の正しい方法なのだが、米国でのそれはメジャーな方法だとはいえなかった。運転手に行き先を告げようとして肝心のホテルの名前をド忘れした。・・・・innLaJollaなのだが。Rではじまったような・・・。しかたなく運転手に地図を広げてもらった。地図から指し示してResidenceInnLaJollaであることを再確認して運転手に告げた。しかし、運転手は知らないらしく地図をベースに回り始めた。ニ回人に尋ねてようやくたどり着いた。

たどり着いたホテルは2階建ての角ごとに部屋がある小さなコテージが並んでいるタイプの滞在型である。キッチンもしっかり出来ていて自炊もOKである。もらった地図で早速モールを訪ねたが程なく大きなモールがあり歩きでも十分にアイスクリームを買いにこれる距離である。映画館もあって週末はゆっくりできそうだ。明日は、タクシーか誰かに頼んで拾ってもらおう。とりあえず近くに住んでいるチームメイトにメールを送った。連絡があるだろう。モールで買ってきたビールとSUSIで夕食にした。明日の朝は買ってきたベーグルと牛乳だ。自転車がくれば行動半径が広がる。

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