困ったクリスマスカードの配布を依頼されていたのだが、不幸の手紙の内容に加えて送付先リスト生成ソフトに間違いがあったらしく予定外のお客様にまでもご迷惑が及んでしまった。困ったクリスマスカードは本来二種類あったはずなのだが、原稿を書く段で一種類に統合してしまったのが間違いの発端である。
悪いときには重なるのは、格言通りである。但し間違えた犯人追求の手は、事件が起こっている海のこちら側と事を起こした海の向こうとでは時差もあり切迫感がないようだ。間違ったプレゼントの配送依頼をされたサンタの気分でもある。無論配送自体は、FAXであるから直接指定されたお客様に正しく送付されてしまうわけである。
まちがった情報の配信の修復には大きな労力を要する。正しい原稿を用意してFAXで正しく送付されれば3日分の営業と技術のリソースを意味のない対応に割くことはなかった。多分、海の向こうからは「間違った情報を流してしまった、気にしないでくれ」とでもいってくるのかもしれない。日本では、それでは済まない。
端末チップビジネスのビジネスモデルとしてキャリアに対する教育やケアが必要なことは最重要課題になってきている。急いでスケジュールを早めた所で、基地サイドとのスケジュール進行などの管理で翻弄されてしまうことは避けなければならない。お客様の生産に影響することは、取りも直さず自らの収益に影響を与えてしまうのである。
さしずめ、新製品のグリコのおまけを開発しているようなものである。キャラメルの本質であるCDMAの味は、1xになってもそんなに変わるものではない。音質を気にして通話をするひとは減り、メールやサービスの質を気にして通信する人達に代わってきている。気が付くとキャラメルではなくてチョコレートになっているのかもしれない。
来週前半で休みに入るメンバーばかりなので、仕事の仕上げを焦っているのかもしれないのだが、われわれの正月休みのサイクルとの時差が大きなお年玉ならぬお目玉を残していない事をケアするためにも週末には機上の人となり時差を越えてじっくり打ち合わせをすることになっている。