も うすぐGWだというのに、世の中にはいやな空気が蔓延しているようだ。世の不景気を煽ったともいわれている、携帯電話の助成金のカットも結局のところネッ トブックと共に再登場して人気を博したり、iPhoneの叩き売りを始めたりと動きはあるようだ。だったら何故やめて形を変えたのか、単なる政治家に振り 回されただけなのか・・・。不景気な感じは、町を見ていてもさまざまだが首都圏でも施設としてシャッター通りになったりビルごとつぶれていたりと地方に 限った話ではなくなっている。
高級志向で賑わっていたデパート気どりの駅ナカも、実態としては売れ残りが目立つようになりデパ地下の如き試食販売を始めたりとしているのだが、こ うした新しい施設での閉店などが始まるのも早晩だろう。平日の夜七時を回っていてパン屋のショーケースが在庫であふれていて閑古鳥がなき、今までであれば 整列のためのロープも排除して、店員さんが普段は決して見せたこともない試食を店頭で勧めているのである。なれない手つきとはいえ在庫を抱えて処分するよ りは良いということだろう。
映画館でも同様だ、切り詰めるところで最初に出てくるのは娯楽なのだろうか、以前にもまして閑古鳥がないている。良い映画を楽しみたいので、出来る だけパンフレットも買い、収入源となるだろう店頭売りの菓子も買いと協力しているのだ。月に二度は映画館に足を運んでいるのは多いということか、シネコン になりチケットの売り方も上映時間も最適化されるようになっているのだが、はたしてやっていけているのだろうかと心配になるのが最近の映画館の人の入りで ある。チケットの行列も短くなっている。
いやな空気は、朝の通勤時間にも蔓延している。四月であることからなれぬ学生・社会人が余計にラッシュを煽り、不景気で暗くなり朝から天界に旅立つ 不孝を許せとばかりの日常化した人身事故がつづきますますラッシュを煽っている。鉄道が複雑怪奇な乗り入れを果たしている今では、欧州並みの時刻表運用と なりつつあるようだ。欧米化の達成は、着実に蔓延している。マナーの悪い学生・社会人・子供の親・その子供とそうした連鎖がますますよどんだ空気を作って いる。
明るい話題がないものかと、楽しい映画やキャラの俳優などに目をやるのだが、欽どんの清水由貴子さんが親子心中で自殺をしたという暗いニュースが 入ってきた。明るいキャラで、お母さんを支えてきたということだったのだが、介護に疲れてのことなのか家族の墓前での親子心中とは悲しい。彼女の楽曲は、 iPodに出来るだけ入れている、せめて旅立った彼女を懐かしい曲で見送りたいと思うのである。入社時期の76年が彼女のデビューとは、自分に時代が映る わけでもある。