里帰りのC3-PO

C3POといっても、スターウォーズではなくて1984年に当時の組み込み8ビットマイコンの潮流だったHD6303に合わせてMicroC6809をカスタマイズして並のアセンブラ以上のコード効率を追求した実用型のサブセットCコンパイラのことです。本サイトでも紹介してきましたが、管理の杜撰さで最近サーバーから失ってしまっておりました。

ネット上をググっておりましてから、青春の記念碑的なものを喪失してしまった感傷にひたっておりましたが、拙作のものを保管されて組み込み趣味を実践されている方のサイトに出会い、4年ぶりの遭遇と共に最近の一年あまりの喪失を一気に取り戻させてくれる嬉しい事件でした。インターネットのつながりは良いですね。

Cross C Compiler Processor Orientedという長ったらしい名称をこじつけて C3POと呼んでいた次第です。

今、マニュアルを読みなおすと、細かい間違いなどに気が付きますしコンセプトとしての組み込みのハードウェア状況が変わってきた中で、現状にはそぐわないと思う部分もありますが、当時の組み込み状況では十分な機能だったと思います。64KBの空間しかない端末開発をC言語で実用化したという実績は十分なものだったと思います。当時の最初の製品は16KBのROMと2KBのRAMだったと思いますし、6303Xのみで作った道具もありましたから・・・。16KB ROM(ext)/192B RAM

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