BIGCAT GOGO!7188ライブ

さて最近の若手ミュージシャンの中でも元気のよいお勧めなGOGO7188というバンドのみちづれツアーというライブツアーの追加公演チケットが入手できた。1/13土曜日の大阪アメリカ村BIGCATである。知っている人は限られるのかも知れないのだが、我が家にとってはかなりマニアックなポイントとなる。まず、心斎橋筋の中心地区である大丸の先にあるBooksアセンスという美術系に長けた本屋があり、大阪に行く都度に我が家では立ち寄るポイントでもある。この本屋に立ち寄る限りにおいては美術系の本などの購入でかなりの出費を伴ってしまうのはいたし方ない。「大理石のフロアーの本屋があるよ」と細君に紹介したのはいつのことだったか忘れたけれども美術系の品揃えはかなり気に入っているようだ。

また、はす向かいには雑貨の「ラパレット」があるし、さらに近くにはラーメン苦手の細君がリピータとして通う「神座」までもありさしずめ細君にとっては欠かせない大阪のポイントとなっている。今回のライブ会場は、神座の先にあるアメリカ村ということだった。楽天で確保できた宿は、靱本町にあるビジネスホテルだったので、梅田からは四ツ橋線で本町まで向かった。場所の検討をつけて降りた出口は、そのまま靱本町に繋がる通りだった。ホテルに荷物を置いてから、心斎橋筋まで戻ってきて繊維の町船場の雰囲気を楽しめる心斎橋筋散歩を楽しむことにした。細君自身は始めての船場問屋街の体験だったらしく開演までの時間を楽しむことにした。

船場のセンタービルを覗いてみる時間はなかったので、まずは第一ポイントであるアセンスに向かった。大丸の建物の概観の彫刻に興味をもったらしかった。さっそく美術系のフロアに移動して細君は写真集やサブカルチャー系の書籍に目移りをしているようだった。建築系の写真集や資料集もここにはあり、私も楽しむことが出来た。いろいろ楽しい写真集を入手出来たのは大きな収穫だったらしい。続けてラパレットでのウィンドウショッピングで最近のカルチャー系グッズなどを楽しむことが出来た。昔の雰囲気、1985年の開店当時にはAfternoonTeaに近いものがあったのだが、最近は変わってきたようだ。小腹もすいたので、神座にいき贔屓のラーメンを楽しんだ。客の回転もよく、味もシステムも三拍子そろっている神座には立ち寄らざるを得ない。

お茶をする場所を求めて、さらに南下していまどき東京地区では珍しくなった雰囲気のミツヤに決めた。甘味処とレストランが共存したような雰囲気が昔から変わらない。新入社員で心斎橋を散歩したのは三十年も昔のことである。関西のノリで出てくる甘味処のメニューには躊躇も衒いもない。どかっと出てきてストレートに満足するものである。お洒落なケーキはないにしても、中身で勝負の温かいアップルパイアラモードなどは、アメリカでのそれに近い雰囲気である。ともあれ、これでこれから二時間ほどのライブタイムへの備えは十分となった。開演時刻の10分前にはアメリカ村に到着することが出来た、初めてのアメリカ村だったがいろいろ聞いていたこともあり始めての気がしなかった。会場のBIGCATは四階にあった。

関西のライブはスマートだなと思ったのはパンフレットなどを最初に配らないことだった。ライブが始まったとたんに多くのパンフレットはゴミと化してしまうのは熱いライブであれば致し方ないことである。ましてやオールスタンドでのライブには似つかわしくなかった。800名収容の広さです。実際に何人いたのかは不明ですが会場の具合からいって500名は入っていたかと思われます。ライブが始まるとみな前に詰めていくので中年ファン夫婦にとっては格好のゆったりとしたスペースが生まれます。また、SHIBUYA-AXなどの仮設置の小屋とは違うので床も丈夫で熱いライブでも振動もものともしないのがわれわれにはうれしいです。昨年結婚したアッコなど個々にソロ活動なども増えているこのユニットですが、やはり三人での演奏はサウンドもかっこよく、熱く、ユウのヴォーカルも、アッコのギターもシビレマス。

アンコールタイムになって驚いたのは「ブッサイク!ブッサイク!」のコールなのです、これは関西の流儀なのかしらと驚いていたのですが、最近のgogo7188での定番コールとなっているそうです。WikiPediaに載っていました。二人とも可愛らしいので、このコールはあまりにも酷いと思ったのですがロックな雰囲気の中でのファンとのやり取りのスキンシップということなのでしょう。ゆずとはまた違ったものです。ライブは八時前には終了したので、夕飯を求めて梅田に繰り出すことにしました。落ち着いて食べたり呑んだりできる行き着けの居酒屋を目指して大阪駅の北口に出たのですが生憎と目指したホテルへのシャトル時間とは裏腹に大きく工事で変わった風景には、シャトル発着場はどこか南側に移動してしまったようでした。ライブの余韻も手伝い熱い気持ちのままに歩いていつたのですが、よく通った新梅田シティまで歩き地下にある滝見小路に到着するころにはさすがの細君も痺れを切らしていました。

明治屋の女将さんは、相変わらず元気そうでしたが、お運びの店員さんが三人から一人に減っていて女将さんもしっかり働いているようすで大阪の景気厳しそうな状況です。確かに大阪の町のビルには空きスペースが多いように映ります。景気の指標の中にこうしたファクターを織り込まないと市況を反映しているとはいえないでしょう。ラストオーダーまでの一時間あまりの間にたくさんのオーダーをして様々な料理を楽しむことが出来ました。細君もここの料理はお気に入りの様子です。月末には大阪に久しぶりに出張もあるようなので、大変そうな明治屋さんが営業している間は通いたいと思います。タクシーでホテルに戻り、ベッドにつくとライブの疲れからか二人ともそのまま寝入ってしまいました。

翌日は、また心斎橋筋を北に進み、ビジネス街を淀屋橋まで歩きます。こんなにcoffee屋があるのかというくらいに、角々に様々なcoffeeチェーンが開いていました。明日から開業という破格のcoffeeショップもありました。ケーキセットが380円というのは大阪プライスなのでしょう。残念でした。淀屋橋からは京阪特急にのり、四条を目指します。京阪電車も乗り心地がよくなった気がするのはレール改修が進んだせいでしょうか、懐かしい風景を見ながら見慣れた駅がリニューアルしたりしたのに驚いたりして時間の経過を思い起こさせました。 八幡市にある石清水八幡宮へのケーブルカーも視界に入ったのでラッキーでした。丹波橋を過ぎ伏見稲荷などの懐かしい風景などを見ていると地下鉄に変わりました。このあたりの路線はしばらくぶりです。四条でおりて八坂神社を目指します、甥っ子の学業祈願と二つの買い物がかぎでした。一つは黒七味という香辛料で京都の原了郭というお店のオリジナルです、最近では横浜地区での取り扱いがなくなってしまったので今回はよいチャンスでした。

八坂神社手前で、町家手拭いの店で足止めを食ってしまいましたが無事に原了郭を見つけることが出来ました。また、八坂神社正面でパン屋にも引っかかり今回の会社へのみやげ物になりました。少し雪交じりの天気にもなりましたが、参拝をして甥っ子の高校受験を祈念することも出来ました。もう一つの買い物はインド由来かと思しき歴史ある菓子「せいじょうかんきだん」です。これも八坂神社の前にあり、すぐに見つけることが出来ました。加茂川沿いに七条大橋まで散歩を楽しみ、三十三間堂の初弓の式典帰りと思しき晴れ着の若者たちと遭遇することになりました。今年は、15は月曜だったのですが定義上の第二月曜ではないのでこんなことになってしまったのですね。成人のお嬢さん方にしては式典が二度あるのはよいことなのかも知れませんが・・・。

まる二日ゆったりと楽しんでおいしい駅弁を買い込んで新幹線に乗り込みました。何か雰囲気が違うのは、少子化どこ吹く風というくらいに若いママが赤ちゃんを連れている風景がたくさんいるのです。なぜかと二人で思いあぐねていると理由が判明しました乗り込んだ11号車には多目的ルームがついていて授乳やオムツ代えといったことが行えるので、そうした対象の人が席を陣取っているからということでした。それでも可愛らしい赤ちゃんを抱えている親子の姿はほほえましいもので昨日のライブにもまして、元気を分けてもらうことが出来ました。服喪で静かにすごしていた正月とは別に企画実践した、今回のライブ旅行は大成功でした。

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