恒例となっている母校木更津高専電気の同期新年会があった。最近数年は続いているのだが1/3の夕方にある駅の改札に五時集合というものである。今年は9名の参加だった。昨年の秋に卒業三十周年のクラス会を行いその際には17名ほどの参加を得たのでほぼ恒例のメンバーが来ているというのも実情だ。卒業して30年が経つと子供たちの結婚やら両親の心配やらいろいろな事情が降りかかってくる。結婚していないものもいれば離婚したものもいるし様々だ。
社会に巣立つ前の五年間を過ごした同期という特殊事情ゆえに、その後過ごした長い時間以上に詰まった経験を共有してきた仲間という意識が強いものである。北京マラソンに参加したりして頑張っているバツイチ仲間の話もあったし、自活しようとしている自分の息子が交通事故に巻き込まれ、その入院先で息子の彼女が判明したりとかに遭遇したりとか人生いろいろである。子供の就職や受験という話題になると父親としての自身の経験が高専という仕組みを選択して早い段階で絞り込んできたことから、子供たちの意識と十分な共有が出来にくいという負い目があるようだ。
恩師の先生方や事務の方々なども定年退職を迎える時期になり、母校といえども近寄りにくいのが悩みの種。「うちのクラスから誰か先生にでもなってくれないか」とは・・・言うは易く、50歳すぎてからのメッセージとしては唐突なり。予てより特別講義でもさせてくれないかという話はあってもなかなか実現出来ずにいたのも確かで言うほど身軽でないように傍からは見えるのだが・・・。取り急ぎ次回の会合は、今年の文化祭の折に学校の事務の古参の淑女にお声掛けして実現しようということになった。