今日が、年末最終営業日だとの認識を突然もたらされたのは、ミーティングの中でだった。確かに部下からの休暇申請に対して許可の応札をしてきたもののオフィス全体での年末休暇は28日からだと認識していたのだった。すでにクリスマス休暇の四連休にサンディエゴは突入していて火曜であっても米国からのアップデートもない状況で日本オフィスとしての年末の業務連絡を確認するというのんびりしたものだった。いろいろな拡大に向けて技術開発やベンチャーの買収などが続いている中で関連する日本人メンバーも増加していたので、新しいメンバーの紹介ということも次のステップに向けて必要なアクティビティであることは確かだった。
気がつけば、ビジネスモデルを共有しながら違った切り口のメンバーが集うようになってきた。ベンチャーであるQuad社ゆえに類は類を呼ぶなのか、仲間を増やしていくことでビジネスの効率を上げていくといった目的もあるだろう。どんな次のステップが待っているのかは、なかなか自分たちでも見極められない。良かれと思って提案することが、断られることもあるだろうし混沌のままに過ごしていることをよしとする日本企業もあるようだ。国際競争力を・・・と求められながらも自分たちで作ってきた世界に必要なコストや仕組みを変えることもないままに競争を繰り返してきている特殊な状況が日本の実情でもあるようだ。
次のステップに向けて会社生活42年に終止符を打った先輩もいるし、最初の会社生活をテンポラリで始めて正社員になりトータル六年余りの経験をベースに自分の夢を育てる次のステップに向かうという若いメンバーもいる。 社会経験としてのステップから新たな展開に進むという選択などもよいことだろう。模索しながらの人生であり、自己の夢として追求してきた音楽の道を志して、ボストン留学で学芸の道を進むという選択になるというのも痛快でぜひ応援をしていきたいというものである。年末には最後の彼女のライブがあるようだが、ぜひ学ばれた成果としての帰国ライブには拝聴させていただきたいと思うのである。