花田少年史を映画で堪能してきた。漫画の世界の一色ワールドの味を生かした演出が出来ていたように思います。二時間という枠の映画で物事を仕上げていくということについてはリソースとバランスの配分など監督の匙加減が求められるのでしょう。一色ワールドは、また休載の歴史でもあります。当人が腰を痛める持病があるということも背景にはあり、ファンとしては中々歯がゆいものです。ピアノの森という作品も、掲載誌が変わりながらも、ようやく12巻までたどり着き、次の巻がそろそろ九月には出るはずなのですが・・・またまた休載のペースが出てきているようです。
この作品は漫画の世界で音楽の感動を伝えようとしている作品なので、音を出さずに感動を伝えてきただけに本当に音を入れようとして映画化を考えているらしいのですが、その監督さんの力量は大変なものが必要とされると思われます。