某社のDVDレコーダの修理は事業部まで持ち帰りの大仕事になってしまったらしい。連絡は、暫くかかりそうですという簡単明瞭な物だった。そうした台詞が通用するのならば、私もチップメーカーとして使ってみたい気もする。コンシューマーニーズとしての緊急度合いが認識されないので致し方ない。我が家ではS-VHSデッキが復権しているのだ・・・。この修理が順調にいけば、この製品を夢の製品として位置づけている会社に文句もつけずに「よい製品だから・・・」と薦められようものなのだが。
既に10万円を割り込む価格で特売に晒されているのは、携帯での新機種登場に伴う事例と同様な性なのかもしれない。次の機種であるHDD内蔵のDVDレコーダに圧されて価格が低下しているのは致し方ないのだろうか。着実に永らく使えるようなプロ用機器の開発してきた事業部などのノウハウが新製品開発の開発プロセスに盛り込まれて欲しいものだ。知人で、そうした感性の人がいる。いい味の技術屋さんなのだが、今はどうしているだろうか。会社としての設計力という話になってきた際に道具立てを作り上げてデータベースを構築するという長年のテーマに取り組んでこられた人たちもいる。
デジタル機器の故障の予兆を知らせてくれるような機能が盛り込まれるべきではないかと考えるのだが・・。昨年には本来ならばそうした技術が開発完了されて実用化されるというのが昔見た映画の一シーンでもあったのだが・・・。そうした情報がブロードバンドを通じて、メーカーに勝手に機器から通知されていくのはいかがなものであろうか。故障予定部品の兆候を検知していれば壊れる直前に修理の出前が到着してあっと言う間に直してくれる・・・。そうして製品や技術が次々と開発されていく。まあ、勝手に録画したタイトルまでを通知されるのは反対だが・・・。