国際化戦争の中で、国内キャリア最大手が米国コンテンツサービスとジョイントした。欧州に向けた応酬であると理解している。愛あれば故にと、幸せな結婚生活ならよいのだが、果たして・・・・・。独り言を続けている中で実は利用していたプロバイダは、この業者であった。愛のある結婚といえるのかどうかは、この業者の囲い込み戦略による歪なデファクトスタンダードによるひずみに不安を感じている。
利用してきたこのプロバイダは、専用ソフトウェアによりインターネット以前から楽しめるコンテンツを標榜してきた会社である。特殊なプロトコルにより閉ざした専用クライアントとサーバーによる世界を構築してきたのである。その専用ソフトの更新で二つの号が届かなくなるといった不具合が発生した。無論メーラー次第で読めた方も居るようだ。自分で自分自身に送る限りにおいては気が付かない。
デファクトスタンダードの怖さはこうした点にある。唯我独尊で勝手気ままな世界を構築されてしまう危険性にある。国際化議論から外れた中で不具合に陥りやすい世界がそこにはある。メールというIT世界ではレガシーなインタフェースですらこうした問題を起こしているので、国内でのキャリアさまの振る舞いに見られる点と、こうしたコンテンツ屋さんとを補完しうる条件であれば良いのだが・・・。
たくさん居る博士様の研究成果などを集約してきっとスマートなインターナショナルな世界が構築されることを望んでやまないのである。国内メーカーの研究部門でそうした息の長い研究というものが無くなってしまった現在、数多くの研究者を抱える国内キャリア最大手の方の一挙一動に注目が集まるのはいたしかたない。少しでもそうしたことを見習ってほしい二番手の方には、限られた資源で一点買いに走ってしまうことだけは避けてほしいものだ。